【薬物逮捕でアウト!番長の転落と闇(24)】まさかあの超人気の歌姫まで…。元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)が覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕されてから、1か月になる。“清原ショック”に見舞われたテレビ局が、水面下で躍起になって進めているのが「次に危ない人物リスト」の作成だ。その中に、これまで一度も名前の出ていなかった超人気女性アーティストXの名が…。驚がくの不穏情報が飛び交っている。
“清原事件”のせいで、テレビ各局はリサーチ会社や広告代理店、マスコミに協力を仰ぎ「危険な人物リスト」の作成を急ピッチで進めているという。そこには本紙既報の球界OBや清原容疑者の後輩選手、有名アーティストの名前も、当然含まれている。一部週刊誌で実名報道された大物歌手の場合は、かつて交際していた女優にまで疑惑が波及。女優がツイッター上で「20数年前にお別れして以来、お仕事先ですれ違ったことも、もちろんプライベートでお会することも、ご連絡を頂いた事も、ご連絡させて頂いた事も一切ございません」(原文のまま)と、わざわざ否定する事態となった。
「怪しまれて危険リスト入りしたら、たまったもんじゃないですからね。本当は潔白でも、仕事のオファーは激減する。清原容疑者との“関係”が噂されたグラドルや、ネット上で薬物疑惑が流れたナインティナインの岡村隆史さん、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんらが即刻否定したのも、同じ理屈ですよ」とはテレビ関係者。
裏を返せば、昨年まで露出の多かった芸能人が急に姿を消したら、怪しまれかねない。
「このところ言われているのは、女性アーティストX。若者に大人気ですが、今年に入って露出が減ったと思わない? どういう事情かはわからないが、清原の逮捕後、大手広告代理店の幹部が『Xを起用するのはちょっと怖いな。しばらく出さない方がいい』とテレビ局側に進言したといわれているのです」(音楽関係者)
どうやらXがリスト入りしているのは、間違いなさそうだ。
それにしても、ここまでテレビ局が神経質になるのはなぜなのか。それは、逮捕直前まで清原容疑者が番組に出ていたからだ。あるキー局の男性社員がこう解説する。
「今回の清原事件は各局の組織にも大きな影響を与えました。報道とバラエティーはフロアが違い、交流もほとんどありませんでしたが、事件以降は積極的に情報交換していこうということになった。テレビ局として“恥”をかかないためです」
2014年3月に週刊文春で薬物疑惑が報じられて以来、当局は清原容疑者をマークしていた。そのことは社会部記者の間では常識で、実際に昨秋ごろには逮捕寸前までいった。
しかし「清原が危ない!」という話がテレビ局内でうまく伝わらず、番組出演を認めてしまった局もあった。その一つがフジテレビだ。清原容疑者は昨年8月28日放送の「ダウンタウンなう」2時間SPに出演し、薬物疑惑を完全否定。にもかかわらず、半年以内に御用となった。
番組MCを務める松本人志(52)は「僕の目を見て『本当にやってない』と言ったんです。バカにしてんのかと。この罪は覚醒剤よりも重い」と激怒。同局の亀山千広社長(59)も定例会見で「正当な手続きを踏んで出演を依頼した。裏切られたような気持ちは若干している」とこぼした。
逮捕後、フジは「清原容疑者追跡!1200時間」と銘打ち、かねて取材を重ねていたことをアピールしたが、視聴者からは「説得力なし」「手のひら返し早すぎ」という声が出たのも当然。局のイメージは、またしても落ちてしまった。
清原容疑者はもっか、覚醒剤使用容疑での取り調べが続いているが、入手先は依然、供述していないといわれる。ただ本紙既報通り、逮捕前は知り得た周辺の著名人の薬物、下半身事情を暴露するのが大好きだった。同容疑者に名前を出されていた人物たちの間ではまだまだピリピリした状況が続きそうだ。
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