自由なジャーナリズムなくして 自由な社会はない。
私たちがめざしているのは、 自由に事実を知ることの出来る、自由な言論のある社会です。 自由な言論は、健全な民主主義社会を支える礎です。 「再び戦争のためにペン、カメラ、マイクを取らない」―。 日本ジャーナリスト会議はこの言葉を合い言葉に 1955年以来、各分野のジャーナリストが活動を続けている 日本で最も古く、唯一のジャーナリストの統一組織です。 マスメディア関連の仕事に従事する方はもちろん PTA新聞や労組機関紙の編集者、 フリーライターの皆さんまで、 目的に賛同して表現活動をする方 すべての参加を呼び掛けます。 自由な言論を守り、自由な社会を確かなものとするために ジャーナリストと市民が手を携えて進む 日本ジャーナリスト会議に。
2002年度JCJ賞贈賞式
『JCJの目的』
@真実の報道を通じて世界の報道を守る A言論・出版の自由を守る Bジャーナリスト相互の親睦をはかり、生活の向上を計る C世界のジャーナリストとの連絡、協力、交流をはかる D不当に圧迫されたジャーナリストを支持、援助する。
『代表委員』
石埼一二、柴田鉄治、隅井孝雄、茶本繁正、橋本進、宮崎絢子
『JCJの組織』
現在、会員は約800人。新聞、通信、放送、出版、写真、広告、機関紙、評論、研究の分野に会員がおり、代表委員、運営委員会のほか、組織委員会、企画委員会、共闘渉外委員会、機関紙編集委員会、書評委員会、広告委員会、ホームページ委員会、国際委員会、JCJ賞推薦委員会、JCJ賞基金運用委員会、財政委員会などの委員会と、分野別、地域別の部会、支部からなる。
『JCJの歴史』■■JCJは、1955年2月、「ふたたび戦争のためにペンを取らない」を合言葉に新聞、放送、出版など全国の企業、フリーのジャーナリストによって結成されました。
■■昭和の最初の20年間、日本の国民は、真実を伝えられることがないまま、「物言えば唇寒し」の状況が進行し、侵略戦争に動員され、協力させられていきました。「なぜジャーナリズムは真実を伝えられなかったのか。なぜ戦争に反対できなかったのか」その問いを課題としてJCJは、国際ジャーナリスト大会への代表派遣を契機に、企業の枠を越えたジャーナリストの職能的連帯を求めて結成されたのです。初代議長は、当時雑誌「世界」の編集長だった吉野源三郎氏でした。
■■戦後の日本の基礎となった日本国憲法は、その直後から、朝鮮戦争を理由とした警察予備隊(のちに保安隊−自衛隊)の創設、日米安保条約の締結・改定、破壊活動防止法の成立、など、「逆コース」の攻撃にさらされました。 JCJは、そうした波の中でジャーナリズムの責任を果たそうと、広範な国民に呼びかけ闘いました。ベトナム戦争に際して日本のジャーナリズムは、米国の政策の誤りを世界に広く知らせ、戦争反対の国際世論をつくる上で大きな役割を果たしたと評価されました。JCJと会員の活動はその中心でした。 これに対し日米の政治権力は「マスコミ対策」を強化。マスコミ企業の右傾化を進めるとともにJCJや労働組合に露骨な攻撃をかけてきました。組織も疲弊し、文化大革命に端を発した中国からの干渉もあって混乱した時期もありました。
■■ベトナム戦争後も、JCJは有事立法反対運動(1976年)、国家秘密法反対運動(1985年)などで大きな役割を果たしました。同時に、1986年、JCJはそれまでの議長制を改め、秦正流、斎藤茂男氏らによる代表委員制を採用。 JCJ賞の選考に外部委員を委嘱するなど大きな変革を加え、今日に至る発展の基礎を作りました。 市民と大きく連帯し、平和と民主主義を守り発展させ、「知る権利」に奉仕するジャーナリズムを築く職能組織として運動を進める方向を強めたのです。
■■1999年、米軍の都合によって日本が自動的に参戦することにつながる「周辺事態法」、さらに「盗聴法」「国旗国歌法」と矢継ぎ早に国民の言論表現や思想の自由を脅かす法律が制定されました。2001年9月の米国の同時多発テロでは、廃案とされた国家秘密法案に含まれていた「防衛秘密」の新設が自衛隊法改正の形で強行されました。 そしていま、あたかも市民の人権を守るかのような名前を付けた言論規制の3つの法案「個人情報保護法案」「青少年有害社会環境対策基本法案」「人権擁護法案」が登場してきています。 JCJはこの言論規制の3法案に反対する運動を「日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)」「日本ペンクラブ」「メディア総合研究所」「個人情報保護法拒否!共同アピールの会」など多くの団体とともに進めています。
『JCJの主な活動』
■日本ジャーナリスト会議賞(JCJ賞=JCJ大賞、JCJ特別賞、JCJ賞、黒田清記念JCJ新人賞)の贈呈 毎年、その年のすぐれた言論・報道活動をした団体・個人に贈られる。2001年度の選考委員は大谷昭宏、桂敬一、清田義昭、柴田鉄治、中村梧郎、藤井潔、吉永春子の7氏。 第1回(1958年)は「菅生事件に関する報道」で共同通信・大分合同新聞・大分新聞・ラジオ東京・RKB毎日が受賞。 2002年度の受賞者は、〈JCJ大賞〉「防衛庁リスト問題のスクープ」(毎日新聞)大治朋子氏〈JCJ特別賞〉「女性法廷の組織活動と法廷記録」バウネット・ジャパン、〈第1回黒田清記念JCJ新人賞〉『ごみ捨て場に生きる人々』宇田有三氏、〈JCJ賞〉『医者 井戸を掘る−アフガン旱魃との闘い』中村哲氏、「9.11以降の平和報道」雑誌『世界』編集部、『パキスタン発 オバハンからの緊急レポート』督永忠子氏、『映像01 出所した男』里見繁氏(毎日放送)。
(↑2001年度JCJ賞贈賞式)
■集会
▽8.15集会:アジアへの侵略と太平洋戦争が終わった8月15日は、ジャーナリストが過去を振り返り、反戦の決意を新たにする日。JCJ賞の授賞式を兼ねて「8.15ジャーナリストと市民の集い」を開く。2001年の講師は奥平康弘東大名誉教授。 ▽12.8集会:真珠湾攻撃が行われた12月8日、JCJは86年から集会を開き、平和とジャーナリズムの問題を討論。2001年は藤原帰一東大教授らによるシンポ。
▽6月集会:85年以来、「今、時代を見据える」をコンセプトに、その時々の課題・問題を追及する集会を開催。 ▽その他随時の集会、勉強会:そのときどきの問題に即して集会や勉強会を開催。2001年には、他団体との共催で「個人情報保護法案反対集会」や、「テロと報復戦争」についての緊急集会を開いた。
(写真:有事法制反対を正面に据えた2002年6・15集会 )
■支部・部会での活動 在京の各分野の部会、支部と北海道・新潟・埼玉・神奈川・東海・関西・岡山・広島・香川・北九州・福岡・宮崎などの各支部で独自のセミナー・講演・機関紙発行など
■取材ツアーと交流集会 社会的な問題が起きている現地を取材し、住民と交流する集会を随時開催。豊島産廃現地取材ツアー(1998年)所沢ダイオキシン取材ツアー(1999年)横須賀米海軍基地取材ツアー(1999年)有珠山噴火現地取材ツアー(2000年)沖縄米軍基地取材ツアー(2000年)など
■機関紙、書籍 毎月、タブロイド判の機関紙「ジャーナリスト」を発行。また、書籍を随時発行。『マスコミの歴史責任と未来責任』『日本への心配と疑問』『病めるマスコミと日本』など ■ホームページ:http://www.jcj.gr.jp
■機関紙「ジャーナリスト」 年間購読料:3000円(送料込み・1年分前納)
日本ジャーナリスト会議 〒101-0064 東京都千代田区猿楽町1−4−8松村ビル401号 Tel.03-3291-6475
Fax.03-3291-6478 E-mail:jcj@tky.3web.ne.jp ■会費:月額1000円(機関紙購読料を含む、半年分を前納) ■会費・機関紙購読料の送り先 郵便振替 東京00190‐2−76501「日本ジャーナリスト会議」
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入会申し込み(書式)以下の項目を記入してお送りください。 紹介会員が1名必要ですが、いない場合はその旨を記入してください。運営委員会で検討して適切な会員を紹介者として指名します。
日本ジャーナリスト会議の目的、規約に賛同し、入会します。 ■申し込み年月日 ■ご氏名 (生年月日) ■ご住所 〒 電話番号/メイルアドレス ■勤務先(名称・住所・所属・電話番号) ■参加希望分野 (新聞・放送・出版・写真・広告・機関紙・研究者・個人・地方支部) *活動中の地方支部は以下の通りです。 北海道・新潟・埼玉・神奈川・東海・関西・広島・岡山・香川 北九州・福岡・宮崎 ■紹介者氏名 ■会費=月額千円・年会費1万2千円 ■会費振込先 郵便振替口座番号 00190-2-76501
宛先 日本ジャーナリスト会議 通信欄に「…月より入会」と明記ください。
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*省略部分を知りたい方はJCJ事務局宛「規約全文」をご請求ください。
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