Go to contents

THE DONG-A ILBO Logo

地下鉄7号線、シドニーとプラハを抱いて走る

地下鉄7号線、シドニーとプラハを抱いて走る

Updated March. 01, 2016 13:57

한국어

地下鉄7号線、シドニーとプラハを抱いて走る

地下鉄に乗るだけで、豪州シドニーやチェコ・プラハ、マカオなどの有名旅行地を間接的ではありながら、見物できるようになる。地下鉄5〜8号線を運営しているソウル都市鉄道公社は、世界中の人気旅行地の写真広告でラッピング(wrapping)された「世界旅行列車」を、29日から運行している。

国内最大手旅行会社であるハナツアーが、仁川富平(インチョン・ブピョン)区役所とソウル道峰山(トボンサン)駅とを行き来する7号線電車の1編成(8車両)の内部全体を、各旅行地の写真で装飾した。1〜6車両ではラオスや台湾、シドニー、チェコ、日本、マカオを紹介し、7車両目は結婚式や新婚旅行、8車両目はゴルフやトレッキングをテーマに造成した。

電車の中を歩けば、まるで有名観光地を旅行しているかのようにコーディネートし、床と両壁とがつながったイメージで包装した。今後1年間、1日5、6回運行され、デザインは3か月ごとに変える計画だ。ソウル都市鉄道公社の関係者は、「市民に話題を提供すると同時に、旅行商品もPRすることで、公益性と商業性とを同時に満たすことができるだろう」と話した。

(7)スターバックス、「コーヒーの本家」イタリアに初店舗をオープンする

米国からスタートした世界的「コーヒー界の恐竜」のスターバックスが、コーヒーの本家と言われているイタリアに挑戦状を叩き付ける。米紙ニューヨークタイムズ(NYT)は29日付で、「スターバックスは来年初頭、イタリア開発メーカー・ペルカシと手を組みミラノに1号店をオープンする」と伝えた。

世界70か国余りに店舗を抱えているスターバックスは、欧州進出には慎重だった。固有のコーヒー文化に強い誇りを持つ欧州に、中途半端な戦略でアプローチすれば、失敗しやすいという計算からだ。イタリアは特に、骨の折れる市場だった。大小の地元のコーヒー店が、街中商店街を掌握している上、出勤前に店に立ち寄り束の間にコーヒーを楽しむ文化も、スターバックスには似合わなかった。

スターバックスのハワード・シュルツ創業者兼最高経営者(CEO)は、「今回ほど、海外店舗のオープン問題に深く関わったことがない」と述べ、「地元の事情を考慮して、立った状態でコーヒーを飲むバーの形を導入し、エスプレッソは1ユーロ(約1350ウォン)未満に価格を定めて、顧客確保していきたい」と語った。シュルツは1983年、ミラノのコーヒー専門店からインスピレーションを得て、シアトルにスターバックス1号店をオープンした。

イタリアコーヒー店のオーナーであるオーランド・チヤリ氏は、「我々はコーヒーを崇拝する。米国人たちのように、大きなカップに入れて一日中飲んだりはしない」と言い、「文化の違いがあまりにも大きく、米コーヒーは若者たちの好奇心を引くぐらいに止まるだろう」と語った。