米大統領選候補者選び 今月１５日に次のヤマ場

3月3日 5時00分

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アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びは、スーパーチューズデーの戦いで共和党ではトランプ氏が民主党ではクリントン前国務長官が多くの州で勝利して指名獲得に一歩近づき、フロリダ州など５つの州で予備選挙が行われる今月１５日に次のヤマ場を迎えます。

スーパーチューズデーは民主・共和両党それぞれ１１の州で一斉に予備選挙や党員集会が行われ、野党・共和党では過激な発言を繰り返す不動産王のトランプ氏が、与党・民主党では女性初の大統領を目指すクリントン前国務長官が７つの州で勝利しました。アメリカメディアは「トランプ氏とクリントン氏が圧倒した」などと伝えていて、それぞれが指名獲得に一歩近づきました。
一方で、共和党では、保守強硬派のクルーズ上院議員が地元のテキサス州など３つの州で、若手のホープとされるルビオ上院議員がミネソタ州でそれぞれ勝利し、また、民主党では格差の是正を前面に掲げるサンダース上院議員が地元のバーモント州など４つの州で勝利しました。トランプ氏、クリントン氏ともに今回の勝利で勢いをつけたものの、対立候補らは巻き返しを目指す姿勢を示しています。
両党の候補者選びはフロリダ州やオハイオ州など５つの州で予備選挙が行われる今月１５日に次のヤマ場を迎え、トランプ氏とクリントン氏が指名獲得に向けてさらに前進するのか注目されます。