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ネットバンキング被害30億円超 過去最悪に3月3日 11時29分
インターネットバンキングの利用者の預金が別の口座に不正に送金される事件の被害は、去年1年間に全国で30億円を初めて超え、過去最悪になったことが分かりました。
警察庁のまとめによりますと、インターネットバンキングの利用者のパソコンからIDやパスワードが盗み取られ、預金を別の口座に不正に送金される事件の被害額は、去年1年間に全国で30億7300万円に上りました。
1件当たりの被害額が高額な法人口座の被害が増えたため、前の年より1億6300万円多くなって、初めて30億円を超え、統計を取り始めた平成23年以降、最悪になりました。
被害を受けた金融機関の中では、信用金庫や信用組合が被害額が9億4000万円と、前の年の7倍余りに急増したほか、農業協同組合や労働金庫でも初めて被害が確認されました。
また、「パスワードが翌日に失効する」などという銀行を装ったショートメッセージを携帯電話に送りつけて、偽のサイトに誘導する新たな手口も確認されたということです。
警察庁は、取り引きのたびにパスワードが変わる「ワンタイムパスワード」や、パソコンとスマートフォンの両方で認証しないと送金ができない方法など、最新のセキュリティーサービスを利用するよう呼びかけています。
1件当たりの被害額が高額な法人口座の被害が増えたため、前の年より1億6300万円多くなって、初めて30億円を超え、統計を取り始めた平成23年以降、最悪になりました。
被害を受けた金融機関の中では、信用金庫や信用組合が被害額が9億4000万円と、前の年の7倍余りに急増したほか、農業協同組合や労働金庫でも初めて被害が確認されました。
また、「パスワードが翌日に失効する」などという銀行を装ったショートメッセージを携帯電話に送りつけて、偽のサイトに誘導する新たな手口も確認されたということです。
警察庁は、取り引きのたびにパスワードが変わる「ワンタイムパスワード」や、パソコンとスマートフォンの両方で認証しないと送金ができない方法など、最新のセキュリティーサービスを利用するよう呼びかけています。