アップル弁護士:iPhone暗号解除、裁判所でなく議会が決定を
2016/03/03 04:42 JST
(ブルームバーグ):米政府はテクノロジー企業に自社製品への侵入を強要できるのかどうかについて、裁判所ではなく米議会が決めるべきだと、アップルの弁護士を務めるセオドア・オルソン氏がインタビューで指摘した。同氏は念頭に置いている法律については明らかにしなかった。
オルソン氏は、議会が行動する限りにおいて裁判所はそのような決定を下す機関ではないと述べた。司法当局は個別のケースごとに検討するとしたリンチ米司法長官の提案に挑んだ格好だ。
オルソン氏はブルームバーグテレビジョンとの2日のインタビューで、米国にはアップルに「iPhone(アイフォーン)」の設計変更を強制する権力はないと話した。アップルには顧客のプライバシーを守る責任があり、同社は「米国において大義の力」となってきたと同氏は続けた。
「ある裁判所が何らかの判断を下しても、別の裁判所は違う判断を示す可能性がある」とオルソン氏は指摘。「ケース・バイ・ケースで対応すると、異なる結果が出てきてしまうことになる」と述べた。
原題:Apple’s Olson Says Congress, Not Courts, Must Make IPhone Call(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先: Brooklyn Christie Smythe csmythe1@bloomberg.net
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更新日時: 2016/03/03 04:42 JSTニュース一覧
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