フィアットのマルキオンネCEO、アップルの自動車開発で提携を切望
2016/03/03 08:08 JST
(ブルームバーグ):フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)は自称「アップルマニア」で、アップルが進める自動車開発で提携を切望している。
アップル製品は全てそろえているというマルキオンネCEOは、自動車製造の複雑性を考慮すれば、アップルは独力での開発より既存のメーカーと共同で取り組む方が良いと指摘。「アップルが検討している提携相手の1社にふさわしい信頼性がわれわれにはあると思う」とした上で、「当社はアップルにとって興味深い部分を有している」とジュネーブ国際自動車ショーで語った。
米グーグルが既に自動運転車の試験を行っているのに対し、事情に詳しい関係者によればアップルは乗用車開発を進めており、担当チームに対し早ければ2020年までに電気自動車の生産を開始するよう指示したという。
マルキオンネCEOは、自分はアップルの「文法」を理解しており、アップルの条件に合わせて共同開発する用意があると述べた。また、これが実現すればFCAは競合他社より優位に立てるだろうと語った。
原題:‘Apple Freak’ Marchionne Keen on Fiat Building Tech Giant’s Car(抜粋)
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更新日時: 2016/03/03 08:08 JSTニュース一覧
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