病院を辞めたい、転職したい…看護師の退職理由と退職のコツ

病院を辞めたい、転職したい…看護師の退職理由と退職のコツ 今の職場に不満を感じていませんか?多くの看護師が給与や福利厚生制度などの待遇面、環境や人間関係に不満を感じています。今の病院を辞めたい、転職したいと思うこともあるのではないでしょうか。しかし、そうはいってもなかなか退職を切り出せないのが現実という方もいると思います。

そこで今回は、気になる看護師仲間の退職理由と、辞めたい職場を円満に退職できるコツについて紹介します。

1.病院勤務の看護師の退職理由ランキング

今回、豊富な経験を持つ看護師転職コンサルタントの方に、「看護師の方はどのような理由で病院を退職されるのか?」をうかがってみました。全国の看護師仲間がどのような理由で退職しているか、ランキング形式でを見てみましょう。

【5位】妊娠や出産

女性の場合は妊娠や出産を機に退職する人も多くなっています。特に現在の職場では家庭と仕事の両立ができない場合に退職を余儀なくされています。

【4位】残業が多い

残業が多い職場には当然不満がたまってしまいます。一人当たりの業務量が多く、非常勤でも定時に帰れなかったり、なかには終電間近まで残業だったりという声も聞かれます。

【3位】休みが少ない

体力的にも精神的にも疲れやすい看護師の仕事。なかなか休みが取れないときついですよね。長期休暇が取れないといった理由のほか、週2回の休みも取れないから辞めたというケースもあります。

【2位】給料が安い

基本的な給料が安いといった理由のほか、家の経済的な理由で給料を上げる必要が生じて退職したというケースも見られます。また病院の経営の関係でボーナスが減ったことなどに不満を持って退職している看護師もいます。

【1位】人間関係

上司や先輩と合わない、いじめなどのトラブルに見舞われた、など人間関係による理由が1位となっています。人間関係は仕事をしていくうえで重要なポイントですよね。そりが合わずに辞める方は多いようです。

【番外編】病院勤務の看護師の退職理由

ランクインはしませんでしたが、とても重要な退職理由を紹介します。

経営者のやり方に納得できない

病院経営者の考え方がはっきり現れるポイントとして「衛生管理」があります。マニュアルがなかったり、感染管理が徹底しておらず、衛生面に不安を感じて辞める看護師は多いです。

年配の経営者の場合、昔ながらの不完全な管理方法を貫いている場合があり、看護師としては感染リスクの恐怖と日々直面しながら働く事になりますから大きなストレスにつながります。これは患者と自分を守るために非常に重要なポイントですから、衛生管理が徹底された病院に転職すべきでしょう。

クレーム対応

患者さんからの理不尽なクレームに耐えかねて退職しているケースも跡を絶ちません。できるだけクレームの少ない職場で働きたいと思いますよね。

正直な話、クレームに対しては有効な手立てはないといえるのですが、どうしても理不尽なクレームが続くのならば、土地が自分に合っていないということも考えられます。

そこで、クレームへの対応方法をどうするかという考えから脱却し、「地域性を考えてみる」というのも一つの手です。離れた場所に転職し、気持ちの良い環境で働いてみてはいかがでしょうか。

その他の退職理由

「病院のやり方や経営者と考えが合わない」「病院が閉院された」「経営状態が悪化した」、など病院の経営に関する理由で辞めている方もいます。

また「インシデントばかり起こしてしまい、病院勤めが怖くなった」「今の仕事に物足りなさを感じる」といったように、看護師の仕事そのものを理由に退職に踏み切る方もいます。

このように、さまざまな理由で今の職場を変わりたいと思う人がいることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

2.看護師の退職のコツ

では、退職したい旨をどう伝えれば円満に退職できるのでしょうか。ポイントを具体的に見てみましょう。

退職を切り出す方法

まず師長など直属の上司に面談の機会を設けてもらい、そこで退職の意思を伝えましょう。直属の上司を飛び越えて、看護部長などに伝えてしまうことは失礼にあたるため気をつけましょう。

退職を交渉するポイント

病院は基本的に看護師が不足しているため、退職したいと切り出しても引き止めに合うことがほとんどです。しかし、一度断られたからといって諦めるのではなく、何度も面談の場を設けてもらうことが大切です。「退職する」という強い気持ちを持って交渉しましょう。

すでに転職先から内定をもらっていたら「次の病院が決まっているので辞めます」と言ったり、ほかに転居する予定があれば「○月に○○県に転居してこれまでのように出勤できなくなるため辞めます」と言ったりするなど、今の病院を続けられない理由を明確に伝えるようにするとベストです。

3.看護師専門の転職エージェントに相談してみよう

いかがでしたか?退職の理由は一人ひとり違いますが、その理由をはっきり告げることが円満退職につながります。

退職する方のほとんどが転職を考えているかと思いますが、その場合には看護師専門の転職サイトに登録するのがおすすめです。専門のエージェントが、退職理由に合った転職先の紹介をしてくれます。また退職がなかなかできないときにも気軽に相談にのってもらえますよ。ぜひこの機会に登録してみてください。

投稿病院を辞めたい、転職したい…看護師の退職理由と退職のコツ看護師転職・求人選びの悩み解決!【Coconas|ココナス】ナースが教える求人サイトの徹底活用術の最初に登場しました。

病院を辞めたい、転職したい…看護師の退職理由と退職のコツ

病院を辞めたい、転職したい…看護師の退職理由と退職のコツ 今の職場に不満を感じていませんか?多くの看護師が給与や福利厚生制度などの待遇面、環境や人間関係に不満を感じています。今の病院を辞めたい、転職したいと思うこともあるのではないでしょうか。しかし、そうはいってもなかなか退職を切り出せないのが現実という方もいると思います。

そこで今回は、気になる看護師仲間の退職理由と、辞めたい職場を円満に退職できるコツについて紹介します。

1.病院勤務の看護師の退職理由ランキング

今回、豊富な経験を持つ看護師転職コンサルタントの方に、「看護師の方はどのような理由で病院を退職されるのか?」をうかがってみました。全国の看護師仲間がどのような理由で退職しているか、ランキング形式でを見てみましょう。

【5位】妊娠や出産

女性の場合は妊娠や出産を機に退職する人も多くなっています。特に現在の職場では家庭と仕事の両立ができない場合に退職を余儀なくされています。

【4位】残業が多い

残業が多い職場には当然不満がたまってしまいます。一人当たりの業務量が多く、非常勤でも定時に帰れなかったり、なかには終電間近まで残業だったりという声も聞かれます。

【3位】休みが少ない

体力的にも精神的にも疲れやすい看護師の仕事。なかなか休みが取れないときついですよね。長期休暇が取れないといった理由のほか、週2回の休みも取れないから辞めたというケースもあります。

【2位】給料が安い

基本的な給料が安いといった理由のほか、家の経済的な理由で給料を上げる必要が生じて退職したというケースも見られます。また病院の経営の関係でボーナスが減ったことなどに不満を持って退職している看護師もいます。

【1位】人間関係

上司や先輩と合わない、いじめなどのトラブルに見舞われた、など人間関係による理由が1位となっています。人間関係は仕事をしていくうえで重要なポイントですよね。そりが合わずに辞める方は多いようです。

【番外編】病院勤務の看護師の退職理由

ランクインはしませんでしたが、とても重要な退職理由を紹介します。

経営者のやり方に納得できない

病院経営者の考え方がはっきり現れるポイントとして「衛生管理」があります。マニュアルがなかったり、感染管理が徹底しておらず、衛生面に不安を感じて辞める看護師は多いです。

年配の経営者の場合、昔ながらの不完全な管理方法を貫いている場合があり、看護師としては感染リスクの恐怖と日々直面しながら働く事になりますから大きなストレスにつながります。これは患者と自分を守るために非常に重要なポイントですから、衛生管理が徹底された病院に転職すべきでしょう。

クレーム対応

患者さんからの理不尽なクレームに耐えかねて退職しているケースも跡を絶ちません。できるだけクレームの少ない職場で働きたいと思いますよね。

正直な話、クレームに対しては有効な手立てはないといえるのですが、どうしても理不尽なクレームが続くのならば、土地が自分に合っていないということも考えられます。

そこで、クレームへの対応方法をどうするかという考えから脱却し、「地域性を考えてみる」というのも一つの手です。離れた場所に転職し、気持ちの良い環境で働いてみてはいかがでしょうか。

その他の退職理由

「病院のやり方や経営者と考えが合わない」「病院が閉院された」「経営状態が悪化した」、など病院の経営に関する理由で辞めている方もいます。

また「インシデントばかり起こしてしまい、病院勤めが怖くなった」「今の仕事に物足りなさを感じる」といったように、看護師の仕事そのものを理由に退職に踏み切る方もいます。

このように、さまざまな理由で今の職場を変わりたいと思う人がいることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

2.看護師の退職のコツ

では、退職したい旨をどう伝えれば円満に退職できるのでしょうか。ポイントを具体的に見てみましょう。

退職を切り出す方法

まず師長など直属の上司に面談の機会を設けてもらい、そこで退職の意思を伝えましょう。直属の上司を飛び越えて、看護部長などに伝えてしまうことは失礼にあたるため気をつけましょう。

退職を交渉するポイント

病院は基本的に看護師が不足しているため、退職したいと切り出しても引き止めに合うことがほとんどです。しかし、一度断られたからといって諦めるのではなく、何度も面談の場を設けてもらうことが大切です。「退職する」という強い気持ちを持って交渉しましょう。

すでに転職先から内定をもらっていたら「次の病院が決まっているので辞めます」と言ったり、ほかに転居する予定があれば「○月に○○県に転居してこれまでのように出勤できなくなるため辞めます」と言ったりするなど、今の病院を続けられない理由を明確に伝えるようにするとベストです。

3.看護師専門の転職エージェントに相談してみよう

いかがでしたか?退職の理由は一人ひとり違いますが、その理由をはっきり告げることが円満退職につながります。

退職する方のほとんどが転職を考えているかと思いますが、その場合には看護師専門の転職サイトに登録するのがおすすめです。専門のエージェントが、退職理由に合った転職先の紹介をしてくれます。また退職がなかなかできないときにも気軽に相談にのってもらえますよ。ぜひこの機会に登録してみてください。

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最先端の医療現場で看護師としてスキルアップ!大学病院の中途採用事情まとめ

看護師としてスキルアップできる職場といえば、やはり大学病院。高度な医療に日々触れることができるその環境はまさに最前線。看護師として他の職場にはない経験を積むことができるでしょう。

とはいえ、大学病院に転職するのはハードルが高そうですよね。そこでこのページでは、大学病院での中途採用事情と仕事の特徴について見ていきましょう。

1.大学病院勤務で働くメリット・デメリット

まずは看護師が大学病院勤務で働くメリットとデメリットについて見ていきましょう。他の総合病院勤務とはどのような違いがあるのでしょうか。

看護師が大学病院で働くメリット

1.スキルアップに適した環境

大学病院は、救急車が年間5,000~6,000台、ベッド数も500~700床といった大規模な病院です。

重症の患者が搬送されてくることが多く、必然的に看護師としてのスキルアップにつながります。また、院内での勉強会や研修会などもあり、学習の機会も多いです。

認定看護師などの資格取得を支援する制度も充実しています。

2.年収が高く、福利厚生も充実

大学病院の看護師は、高いスキルを求められることから、他の病院に比べて年収が高めです。

また、待遇も充実している傾向にあり、たとえば小さい子どものいる看護師は院内の保育所を利用できるといったケースもあります。

看護師が大学病院で働くデメリット

1.看護手技は意外と身につかない?

医療の最前線である大学病院で働けば、あらゆる看護スキルが身につくイメージがありますよね。

しかし、採血や点滴は医師が行ってしまうケースが多いため、こうした看護スキルを身につける機会はなかなかありません。もしそういった看護手技を身に着けたいのであれば民間の二次救急病院を選ぶことをおすすめします。

2.プライベートの時間が少ない

イメージ通り、大学病院の看護師は忙しく働くことになります。臨床以外にも、スキルアップのための勉強会や研修会に出席しなければならず、急変の多い病棟であれば終電間際まで残業ということもあるでしょう。休日出勤をしなければならない時もあるでしょう。

そうなると、当然仕事が中心の生活になりますから、「プライベートと仕事を両立したい」というスタンスの看護師では長続きしないでしょう。プライベートも充実させたいという看護師は、二次救急の総合病院などで働くことをおすすめします。

3.独身者が多い

大学病院の看護師は独身者が多い傾向があります。これがなぜデメリットなの?と感じた方も多いと思いますが、実は結構大事なことなのです。なぜなら、「子育てをしながら働く」ということに理解が得られにくいからです。

今あなたが独身だとしても、いつか結婚し、出産する可能性があるはずです。そうなると産休も必要になりますし、その後も子どもの急な発熱などで休みを取ることもあるでしょう。そんなときに周囲の理解を得られないというのは想像以上につらいものです。

もちろん、これは大学病院によって異なりますのであくまで傾向としてとらえてください。

2.大学病院の中途採用事情

続いて、大学病院の中途採用事情について見ていきましょう。

大学病院中途採用の特徴

民間病院に比べ、大学病院は採用のハードルが高い傾向にあります。特に、転職回数が多いと書類選考で不合格になるケースが多くなっています。たとえば「30歳で転職回数4~5回」という看護師ですと、書類選考を通過するのは厳しいでしょう。ただし、やる気と実力がアピールできればこの限りではありません。

また、タイミングとしては新年度を迎える前に転職することをおすすめします。4月は新卒が入職するため、中途採用の看護師の教育が後回しになってしまうのです。新年度を迎えたばかりの時期は避けるのが得策です。

求人情報の探し方

大学病院の求人はどのように探せばよいのでしょうか。主な方法は以下の通りです。

1.大学病院のホームページ

採用する側が作成したホームページだけに、教育体制や勤務条件が詳しく掲載されています。ただし、職場環境や人間関係といった内部情報は把握できません。

2.実際に働いている知人から話を聞く

該当する知人がいれば、という話ですが、公式の情報では把握できない内部事情について教えてもらえます。ただし、あくまで個人の主観になるため注意が必要です。

3.看護師専門の転職サイトに登録する

公式の情報から内部事情まで、専門のエージェントから詳しく教えてもらえます。大学のホームページと知人の情報のいいとこ取りといえる方法です。もっとも効率的な方法といえるでしょう。

選考プロセスとポイント

大学病院のほとんどが、応募書類送付後、面接という流れです。小論文が必要な場合もあります。

応募書類は、看護学校の卒業証明書や成績証明書などが必要になります。取り寄せる場合は1週間~10日程度かかるため、余裕を持って取り寄せるようにしましょう。

面接は質問数が多く、志望理由やスキルアップの展望を深堀りされる傾向にあります。自己分析など事前準備はしっかり行いましょう。

以下に、志望動機や小論文の書き方、面接のポイントを紹介します。

なぜその大学病院を志望したのか

大学病院は、その地域の中核病院です。三次救急の病院がほとんどであり、その強みは大学病院によって異なるはずです。その強みをしっかり認識し、志望する「必然性」を明確にしておきましょう。

「なぜここで働きたいのか?」を明らかにし、口頭でも語れるようにしておきましょう。

看護師としてどのようにスキルアップしたいのか

大学病院を志望するということは、スキルアップへの情熱は強いはずです。その内容を、具体的に記載することが大事です。漠然と「スキルアップがしたいから」ではなく、「どんなスキルを得たいのか」が大事です。

また、得たスキルを生かして今後どのような看護師になっていきたいかをしっかり書くことで内定をぐっと引き寄せることができるでしょう。

さらに、「そのスキルを得るにはここで働く必要がある」というストーリーをしっかり作っておくことも大事です。

3.勤務年数と気になる離職理由は?

いざ働けることになったら、できるだけ長く働きたいものですよね。ここでは大学病院で実際に働く看護師たちの気になる勤務年数や離職理由について見ていきましょう。 退職するまでの勤務年数は以下の3パターンが多くなっています。

パターン1:3年

奨学金の返済が終わるタイミングであったり、また基礎教育が終わって他の職場に行ってみたいという理由で、退職するケースが多いようです。

パターン2:1年未満

予想以上に多忙だったり、看取りがつらかったりという理由で退職するケースがよく見られています。

パターン3:5~10年

長年働いてきて、他の病院も見てみたいという理由や、結婚や妊娠など家庭の事情が主となっています。

以上3つのパターンから、大学病院勤務の看護師は、20~30代前半が多いことがわかります。また、上記パターンに当てはまらない50代の看護師も多く、「中堅」の立場にあたる層が薄いことが職場の特徴となっています。これは同時に、新人を教育する層が薄いということもできます。これを補うために20?30代前半の若手が新人の教育係を担うケースが多いようです。

4.専門の転職サイトを活用しよう!

大学病院での働き方や採用事情について理解が深まったのではないでしょうか。とはいえ、大学病院はハードルが高いのも事実。そこでおすすめなのが看護師専門の転職サイトに登録し、コンサルタントを味方につけることです。

あなたにぴったりの大学病院探しはもちろん、書類作成、面接対策のアドバイス、そして人間関係の実態などについても詳しく教えてくれます。

大学病院によっては、内定を勝ち取るために小論文という高い壁が立ちはだかります。それを攻略するにはコンサルタントに力は必須といえるでしょう。

この機会に、看護師専門の転職サイトに登録してみてはいかがでしょうか。

投稿最先端の医療現場で看護師としてスキルアップ!大学病院の中途採用事情まとめ看護師転職・求人選びの悩み解決!【Coconas|ココナス】ナースが教える求人サイトの徹底活用術の最初に登場しました。

最先端の医療現場で看護師としてスキルアップ!大学病院の中途採用事情まとめ

看護師としてスキルアップできる職場といえば、やはり大学病院。高度な医療に日々触れることができるその環境はまさに最前線。看護師として他の職場にはない経験を積むことができるでしょう。

とはいえ、大学病院に転職するのはハードルが高そうですよね。そこでこのページでは、大学病院での中途採用事情と仕事の特徴について見ていきましょう。

1.大学病院勤務で働くメリット・デメリット

まずは看護師が大学病院勤務で働くメリットとデメリットについて見ていきましょう。他の総合病院勤務とはどのような違いがあるのでしょうか。

看護師が大学病院で働くメリット

1.スキルアップに適した環境

大学病院は、救急車が年間5,000~6,000台、ベッド数も500~700床といった大規模な病院です。

重症の患者が搬送されてくることが多く、必然的に看護師としてのスキルアップにつながります。また、院内での勉強会や研修会などもあり、学習の機会も多いです。

認定看護師などの資格取得を支援する制度も充実しています。

2.年収が高く、福利厚生も充実

大学病院の看護師は、高いスキルを求められることから、他の病院に比べて年収が高めです。

また、待遇も充実している傾向にあり、たとえば小さい子どものいる看護師は院内の保育所を利用できるといったケースもあります。

看護師が大学病院で働くデメリット

1.看護手技は意外と身につかない?

医療の最前線である大学病院で働けば、あらゆる看護スキルが身につくイメージがありますよね。

しかし、採血や点滴は医師が行ってしまうケースが多いため、こうした看護スキルを身につける機会はなかなかありません。もしそういった看護手技を身に着けたいのであれば民間の二次救急病院を選ぶことをおすすめします。

2.プライベートの時間が少ない

イメージ通り、大学病院の看護師は忙しく働くことになります。臨床以外にも、スキルアップのための勉強会や研修会に出席しなければならず、急変の多い病棟であれば終電間際まで残業ということもあるでしょう。休日出勤をしなければならない時もあるでしょう。

そうなると、当然仕事が中心の生活になりますから、「プライベートと仕事を両立したい」というスタンスの看護師では長続きしないでしょう。プライベートも充実させたいという看護師は、二次救急の総合病院などで働くことをおすすめします。

3.独身者が多い

大学病院の看護師は独身者が多い傾向があります。これがなぜデメリットなの?と感じた方も多いと思いますが、実は結構大事なことなのです。なぜなら、「子育てをしながら働く」ということに理解が得られにくいからです。

今あなたが独身だとしても、いつか結婚し、出産する可能性があるはずです。そうなると産休も必要になりますし、その後も子どもの急な発熱などで休みを取ることもあるでしょう。そんなときに周囲の理解を得られないというのは想像以上につらいものです。

もちろん、これは大学病院によって異なりますのであくまで傾向としてとらえてください。

2.大学病院の中途採用事情

続いて、大学病院の中途採用事情について見ていきましょう。

大学病院中途採用の特徴

民間病院に比べ、大学病院は採用のハードルが高い傾向にあります。特に、転職回数が多いと書類選考で不合格になるケースが多くなっています。たとえば「30歳で転職回数4~5回」という看護師ですと、書類選考を通過するのは厳しいでしょう。ただし、やる気と実力がアピールできればこの限りではありません。

また、タイミングとしては新年度を迎える前に転職することをおすすめします。4月は新卒が入職するため、中途採用の看護師の教育が後回しになってしまうのです。新年度を迎えたばかりの時期は避けるのが得策です。

求人情報の探し方

大学病院の求人はどのように探せばよいのでしょうか。主な方法は以下の通りです。

1.大学病院のホームページ

採用する側が作成したホームページだけに、教育体制や勤務条件が詳しく掲載されています。ただし、職場環境や人間関係といった内部情報は把握できません。

2.実際に働いている知人から話を聞く

該当する知人がいれば、という話ですが、公式の情報では把握できない内部事情について教えてもらえます。ただし、あくまで個人の主観になるため注意が必要です。

3.看護師専門の転職サイトに登録する

公式の情報から内部事情まで、専門のエージェントから詳しく教えてもらえます。大学のホームページと知人の情報のいいとこ取りといえる方法です。もっとも効率的な方法といえるでしょう。

選考プロセスとポイント

大学病院のほとんどが、応募書類送付後、面接という流れです。小論文が必要な場合もあります。

応募書類は、看護学校の卒業証明書や成績証明書などが必要になります。取り寄せる場合は1週間~10日程度かかるため、余裕を持って取り寄せるようにしましょう。

面接は質問数が多く、志望理由やスキルアップの展望を深堀りされる傾向にあります。自己分析など事前準備はしっかり行いましょう。

以下に、志望動機や小論文の書き方、面接のポイントを紹介します。

なぜその大学病院を志望したのか

大学病院は、その地域の中核病院です。三次救急の病院がほとんどであり、その強みは大学病院によって異なるはずです。その強みをしっかり認識し、志望する「必然性」を明確にしておきましょう。

「なぜここで働きたいのか?」を明らかにし、口頭でも語れるようにしておきましょう。

看護師としてどのようにスキルアップしたいのか

大学病院を志望するということは、スキルアップへの情熱は強いはずです。その内容を、具体的に記載することが大事です。漠然と「スキルアップがしたいから」ではなく、「どんなスキルを得たいのか」が大事です。

また、得たスキルを生かして今後どのような看護師になっていきたいかをしっかり書くことで内定をぐっと引き寄せることができるでしょう。

さらに、「そのスキルを得るにはここで働く必要がある」というストーリーをしっかり作っておくことも大事です。

3.勤務年数と気になる離職理由は?

いざ働けることになったら、できるだけ長く働きたいものですよね。ここでは大学病院で実際に働く看護師たちの気になる勤務年数や離職理由について見ていきましょう。 退職するまでの勤務年数は以下の3パターンが多くなっています。

パターン1:3年

奨学金の返済が終わるタイミングであったり、また基礎教育が終わって他の職場に行ってみたいという理由で、退職するケースが多いようです。

パターン2:1年未満

予想以上に多忙だったり、看取りがつらかったりという理由で退職するケースがよく見られています。

パターン3:5~10年

長年働いてきて、他の病院も見てみたいという理由や、結婚や妊娠など家庭の事情が主となっています。

以上3つのパターンから、大学病院勤務の看護師は、20~30代前半が多いことがわかります。また、上記パターンに当てはまらない50代の看護師も多く、「中堅」の立場にあたる層が薄いことが職場の特徴となっています。これは同時に、新人を教育する層が薄いということもできます。これを補うために20?30代前半の若手が新人の教育係を担うケースが多いようです。

4.専門の転職サイトを活用しよう!

大学病院での働き方や採用事情について理解が深まったのではないでしょうか。とはいえ、大学病院はハードルが高いのも事実。そこでおすすめなのが看護師専門の転職サイトに登録し、コンサルタントを味方につけることです。

あなたにぴったりの大学病院探しはもちろん、書類作成、面接対策のアドバイス、そして人間関係の実態などについても詳しく教えてくれます。

大学病院によっては、内定を勝ち取るために小論文という高い壁が立ちはだかります。それを攻略するにはコンサルタントに力は必須といえるでしょう。

この機会に、看護師専門の転職サイトに登録してみてはいかがでしょうか。

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