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難民流入抑止へ アフガンのメディアに広告

 【ウィーン坂口裕彦】オーストリア政府は1日、アフガニスタンからの難民や移民の流入を抑えるため、同国の首都カブールをはじめとする大都市圏で、テレビや新聞、インターネット、ソーシャルメディアを駆使した広告キャンペーンを始めると発表した。ミクルライトナー内相は「アフガン人に我々のメッセージを直接伝えたい」と述べた。

     オーストリアは、今年の難民の受け入れ数を、昨年の9万人から3万7500人に減らす。昨年の受け入れ数の約4分の1を占めたアフガン人の大幅削減は、目標達成に不可欠となっている。

     広告は、「オーストリアの法規制がぐんと厳しくなった」「経済的な理由で来ても、難民申請できない」「難民になっても、一生をここでは暮らせない」「アフガンへの強制送還が大幅に強化される」などと強調。気温の上昇と共に活発になりそうなアフガンから欧州へ向かう人々の動きをけん制した。

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