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豆知識
DATE. 2016.03.03

ライターとコピーライターとコピーライアー

コピーライターという職業をご存知でしょうか?単純に言えば「キャッチコピー」を考える仕事でしょなんて思われていたりしますが、そう単純ではありません。しかし、集客においてコピー(コピーライティング)はとても重要な仕事なのです。

 

ライターとコピーライターはどう違う?

まずはこの違いから説明したいと思います。ライターの仕事は「読者がいる事が前提」で文章を書く仕事のケースが多いです。最近ではこの分け方は一概には難しい部分もありますが、垣根が無くなってきている部分もあるので、まずはこのように認識するのが分かりやすいです。

コピーライターの仕事は「広告の文字全般」を表します。電車の中吊り広告や、雑誌の広告、WEBサイトのキャッチコピーやボディコピーなど「広告の文字は全てコピー」です。ライターの仕事を「読者がいる事が前提」の仕事とするならば、コピーライターは「読者を振り向かせる事」が仕事になります。

ライターもコピーライターもその対象者に向けたプロフェッショナルでありますが、最近では兼任で行っている人もいます。

 

コピーライターに求められる能力

文字を書く人だから黙々とパソコンの前に座ってタイピングしていると思われるかも知れませんが、優秀なコピーライターの場合は、ディレクション能力※も長けています。※ディレクションとは、広告やWEB業界でよく使われる言葉で、方向性を確認し意思確認を行なう担当者同士の打合わせの事。

顧客のターゲットを認識し、ターゲット層の悩みを深く理解し、それを分かりやすい言葉で表現するというのは文学的なセンスやその商品全般の知識、リサーチする能力まで求められます。そして重要なのは人の心理を理解すること。

特にWEB関係のコピーライターの場合は、最後には数字(クリック率やコンバージョン率)で判断されることになり、結果が求められる仕事でもあります。

マス広告では有名なコピーが沢山あります。「そうだ!京都に行こう!」や「でっかいどぉ。北海道(ANA)」、一世を風靡した糸井重里さんの「おいしい生活。(西武百貨店)」などは有名なキャッチコピーです。

 

最近ではセールスライターも

一般的なコピーライターも商品が売れるかどうかを左右するお仕事なのですが、よりセールスに特化した「セールスライター」なる職種も表れています。コピーライティングの技術を使い、商品の販売に特化したコピーライターをセールスライターとして認識して良いと思います。

因みに知人の会社が提唱しだしておりまして、まだ一般的な知名度が高くはありませんが、一言で職業のイメージが分かるのは流石です。こちらもコピーライターとセールスライターを兼任している人が多いかな。

 

ゴーストライターとは

一般的には影の代筆業で認識されています。編集作業やリライトをメインにする人もいれば、口頭で聞いた内容を文字起こししたり、本人の代わりに殆どを代筆するケースも有ります。イメージの問題もあり、あの作品は僕が代筆したというのはタブーとされていますが、スポーツ選手や企業経営者、タレントなど文筆業を主業務としていない人の代わりとして重宝されています。

個人的には口述であればほぼ本人の考えや言葉だし、完全な代筆でも本人の考えや意見を表していれば有りなのでは無いかと思っています。勿論自分で書くに越したことはありませんが、それでも実はかなりニーズのある職種でもあります。

 

コピーライアーの存在・・・

コピーライアーは僕の作った造語です。しかしこの言葉が当てはまる自称コピーライターがウヨウヨといます。ライアーとは英語で嘘つき(Liar)の事。商品の誇大広告や。不実告知・事実不告知に該当するコピー、情報商材系に多い煽りが強いコピーを書く人はこのコピーライアーに属すると思っています。

コピーライティングと言うのは言葉で人を動かせる技術ですが、そのパワーを悪用し、人を実態よりも大きく見せた商品に導く嘘つきライターをコピーライアーと呼んでいます。この種の人間を絶滅させるには、商品を買わないことしかありません。すぐに儲かる系やモテる系の怪しいコピーに騙される人がいなくなる事を心から願っています。

 

ブロガーも立派なコピーライター

最近では月収数百万円を稼ぐブロガーも出てきており、ライターにとっては文章で稼ぐ下地があるのはとても良い世の中です。ブログは文字を中心に写真や画像で情報を発信しています。そのブログや記事に人気が付けばアクセス数も伸び、広告費や有料商品の販売などお金に変換することが可能なのです。ブロガーも立派なコピーライターです。個人的に羨ましい職業です。

 

言葉なんて誰にでも書けるんじゃない?

昔から弊社の様な広告代理店やWEB制作会社は、見積もりの段階で「コピーライティング費」を入れている会社は少ないのではないでしょうか?それはクライアントも制作会社もコピーはクライアントから頂くもの、もしくは代わりに書いてあげるものと言う暗黙の認識が有ります。

その根本には「言葉や文章なんて誰にでも書けるでしょ」と言う大きな誤解がありますし、そう思っている会社やクライントは残念ながら集客の成功は諦めたほうが良いかも知れません。

それなりに洗練された技術と時間をかけたリサーチとテストを繰り返したコピーに費用が発生しないわけがありません。むしろ大手よりも中小企業の方がこだわらないといけないのです。

 

Salesmanship in Print

この様にライターという職種の中でも様々な役割がありますが、共通項は文字で人を動かしている事。コピーはビジネスにおける酸素という考え方も存在します。それだけ商品やサービスを消費者に届けるためにコピーライティングが求められています。

コピーライティングの技術は「Salesmanship in Print」と古くから言われ、紙の上に書かれた営業マンと言われています。

たった1枚売れるコピーを書けたなら、あなたが寝ている時も、遊んでいる時も、あなたに仕事を運んで着てくれるのがコピーライティングの技術なのです。

 

言葉は人を動かす

言葉で人は動きます。様々な情報に溢れた情報社会の中で、適切な情報を消費者である見込み客に届けないといけないのがコピーライターの仕事なのです。言葉が人を動かすというのは、分かって頂けると思いますが、だからこそコピーに関する価値を見なおして頂きたいと思います。

きっとあなたの会社の売上を上げてくれるのは、どんな営業マンよりもコピーライティングだと思います。

 

 


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4年間経営した会社を倒産後、再度起業したインターネット広告代理店(エックスラボ社)を3期目で年商約10億円グループにまで成長させる。集客をしたい中小企業の経営者や大手企業の担当者、同業他社までも参加するセミナーを開催する起業家。広告マン兼マーケッター。

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