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芸能人らに不正アクセスの職員を懲戒免職 岐阜県

 岐阜県は2日、女性職員の個人情報を不正に集めたり、インターネットサイトで芸能人のアカウントに侵入したりしたとして不正アクセス禁止法違反容疑などで逮捕された県職員の河野明仁被告(46)を懲戒免職とした。また、ツイッターに「同性愛は異常」などと投稿した男性主任(36)を減給10分の1(1カ月)とした。

 県によると、河野被告は2014年8〜9月ごろ、県の人事給与システムから女性職員ほぼ全員に当たる約1万人分の氏名や住所、生年月日などの個人情報を入手。集めた情報で職員のブログなどのパスワードを類推し、不正にアクセスしていた。

 県の聞き取りに「パズル感覚でやってしまった。(パスワードのロックを)突破することに喜びがあった」と説明。県が横浜地検川崎支部に問い合わせたところ、2月12日に起訴したと回答があった。

 また、男性主任は昨年9〜11月、自分のツイッターで同性愛者を中傷したり、県や政党を批判したりした。県は「県職員という立場が分かる状況で投稿しており、県の信用を失墜させた」と処分理由を説明した。

 高木敏彦総務部長が会見で「今回の不祥事で不快に思われたり、恐怖を感じられた方々におわびする」と謝罪した。

(中日新聞)

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