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リオ五輪で「難民選手団」結成へ
3月3日 6時41分

リオ五輪で「難民選手団」結成へ
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中東など紛争地域からの難民が急増するなか、IOC=国際オリンピック委員会は、リオデジャネイロオリンピックでは、難民の選手が出場できるよう国や地域に属さない「難民オリンピック選手団」を結成することになりました。
オリンピックでは国や地域ごとのオリンピック委員会から選手が派遣されるため、国を離れた難民の選手たちがオリンピックへ出場する道は事実上、閉ざされています。しかし、中東など紛争地域から逃れ難民として外国で活動する選手が増えるなか、IOCはこうした選手にオリンピック出場の機会を与えようと議論を重ね、2日、スイスのローザンヌで開かれた理事会で、「難民オリンピック選手団」を結成することを決めました。
この選手団は、大会期間中、ほかの国や地域と同じように選手村に滞在し、国旗の代わりにオリンピックの旗を、国歌の代わりにはオリンピック賛歌が使われるということです。また、オリンピックの開会式では開催国ブラジルの1つ前で入場行進するということです。
IOCでは、選手団に入る候補として現在43人の選手をリストアップしていて、ことし6月をめどに選手を選定するということです。
IOCのバッハ会長は、「世界の危機の中でもスポーツを通して人々が連携できるようにという思いで進めてきた。最終的には5人から10人の規模になるのではないかと思う」と話しました。

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