追悼式を終え、記者団の取材に応じる青山恵昭さん＝28日、台北市（共同）　【台北共同】1947年に台湾で国民党政権が多数の住民を殺害した「2・28事件」から69年となった28日、台北で追悼式が開かれ、国民党の馬英九総統は遺族らへの賠償や真相究明にさらに努力すると強調した。

　追悼式は毎年行われており、今年の式典には、事件で漁師の父を亡くし、このほど外国人として初めて賠償請求が認められた沖縄県浦添市の青山恵昭さん（72）も出席。「父も無念が晴れ、天国で喜んでいるだろう」と記者団に語った。さらに沖縄の3人の遺族らが賠償を求める見通し。