被爆者、伊方原発差し止め提訴へ

16人、広島地裁に

2016/2/28 20:10

画像 四国電力伊方原発1~3号機の運転差し止め訴訟を起こすことについて、記者会見する原告団長の堀江壮さん(左)ら=28日午後、広島市 広島の被爆者や市民らでつくる団体は28日、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の1~3号機の運転差し止めを求める訴えを広島地裁に起こすことを明らかにした。同原発3号機は今春以降の再稼働が見込まれている。

 伊方原発の運転差し止め訴訟は、広島の被爆者も原告に加わって松山地裁で係争中だが、これとは別の動き。

 広島市内で記者会見した原告団によると、広島と長崎で被爆した4都県の16人や、福島県から広島県に避難している男性1人を含む約60人が参加する。東京電力福島第1原発事故から5年となる3月11日に提訴し、再稼働差し止めの仮処分も同時に申し立てる方針。