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首相の改憲発言 与党内でも受け止めに温度差3月3日 4時00分
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安倍総理大臣が在任中の憲法改正を目指す考えを示したことについて、自民党内には「党の総裁として方針を答えただけだ」などと一定の理解を示す意見がある一方、公明党からは「唐突な発言だ」などと戸惑いの声が上がっていて、受け止めに温度差が出ています。
安倍総理大臣は2日の参議院予算委員会で、在任中に憲法改正を目指すのか質問されたのに対し、「自民党は、立党当初から党是として憲法改正を掲げている。私は自民党の総裁であり、先の衆議院選挙でも訴えているので、それを目指していきたい」と述べ、在任中の憲法改正を目指す考えを示しました。
これについて菅官房長官は、「与党だけではなく、多くの党や会派の支持をいただいて国民の理解を得ることが大事だとも言っており、今まで言っていることと同じことを言っていたのではないか」と述べたほか、自民党内にも「質問されたから、党の方針を答えただけだ」などと一定の理解を示す意見が出ています。
一方、公明党内では、石田政務調査会長が「『在任中』ということばは、ちょっと唐突な感じもする」と指摘したほか、「参議院選挙を控えるなかで、野党側に攻撃の材料を与える不用意な発言だ」、「国民は安倍総理大臣に危うさを感じているのではないか」といった戸惑いの声が上がっていて、与党の間で受け止めに温度差が出ています。
これについて菅官房長官は、「与党だけではなく、多くの党や会派の支持をいただいて国民の理解を得ることが大事だとも言っており、今まで言っていることと同じことを言っていたのではないか」と述べたほか、自民党内にも「質問されたから、党の方針を答えただけだ」などと一定の理解を示す意見が出ています。
一方、公明党内では、石田政務調査会長が「『在任中』ということばは、ちょっと唐突な感じもする」と指摘したほか、「参議院選挙を控えるなかで、野党側に攻撃の材料を与える不用意な発言だ」、「国民は安倍総理大臣に危うさを感じているのではないか」といった戸惑いの声が上がっていて、与党の間で受け止めに温度差が出ています。