Updated: Tokyo  2016/03/03 04:40  |  New York  2016/03/02 14:40  |  London  2016/03/02 19:40
 

中国パニック、ようやく収束か-政策浸透と投資家の信頼回復が進行中

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    (ブルームバーグ):中国の経済政策をめぐる混乱が世界的な株価急落の一因となってから数カ月がたち、中国当局はようやく投資家の理解を得つつあるようだ。

人民元の追加切り下げの可能性排除や証券監督管理委員会(証監会)のトップ交代、貸し出し向けの資金供給を増やすなどの最近の措置が、一定の信頼感回復につながっているように見受けられる。

中国が1日発表した統計は世界2位の経済大国が一段と減速する可能性を示唆したが、広範な株式相場上昇を反転させるようなことにはならなかった。3週間前までであれば、こうした減速のシグナルは激しい売りを招いていたことだろう。

ステート・ストリート・グローバル・マーケッツのマクロ戦略グローバル責任者、マイケル・メットカーフ氏は同日のブルームバーグのテレビインタビューで、「今年に入ってからの大半は中国をめぐるパニックがあったが、市場は恐らく今、政策に対し一定の信頼を取り戻し始めている」と述べた。

原題:China Calms Jittery Investors With Yuan Stability, Clear Message(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Ye Xie yxie6@bloomberg.net;ニューヨーク Sangwon Yoon syoon32@bloomberg.net;ニューヨーク Bonnie Cao bcao4@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Nikolaj Gammeltoft ngammeltoft@bloomberg.net

更新日時: 2016/03/02 18:48 JST

 
 
 
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