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アート・ワールド
A5判/並製/464頁
初版年月日:2016/04/22
ISBN:978-4-7664-2324-2
(4-7664-2324-0)
Cコード:C3070
定価 5,184円(本体 4,800円)

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アート・ワールド
目次 著者略歴

アートはいつ、どのように、誰によって「アート」になるのか? 
▼誰もがアーティストになりうる時代の「創造のプロセス」を鮮やかに解明し、全包括的な「アート・ワールド」の理論を提示する、アメリカを代表する社会学者ベッカーの傑作。
▼アート作品は、才能あるアーティストだけではなく、アーティストや作品を取り巻く人々で成り立つ「アート・ワールド」によってうみだされる。本書では、この「アート・ワールド」の仕組みをあきらかにすることで、「何がアートを成立させるのか」「何がアートとクラフトを区別するのか」「アート・ワールドでの自分の役割はどんな意味を持つのか」「なぜ自分の作品は望ましい評価を得ていないのか」「どうすれば自分の作品をふさわしい受け手に見てもらえるのか」など、あらゆるアートやクラフト関係者が抱くであろう基本的な疑問に、民主主義的な回答を与えている。
▼アマチュア作品やマイナー作品をも包摂しうる、アート・ワールドの理論を示した歴史的快著。

目次

25周年版へのまえがき
初版へのまえがき

第1章 アートワールドと集合的行為
第2章 規則
第3章 資源を動員する
第4章 アート作品を分配する
第5章 美学、美学者、そして批評家
第6章 アートと国家
第7章 編集する
第8章 統合された職業人、一匹狼、フォーク・アーティスト、そしてナイーブ・アーティスト
第9章 アートとクラフト
第10章 アートワールドの変化
第11章 評判

25周年版へのエピローグ
訳者解説
文献一覧
索引

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【著者】
ハワード・S・ベッカー(Howard S. Becker)
1928年シカゴ生まれ。社会学者。シカゴ・ノースウェスタン大学、シアトル・ワシントン大学で教鞭をとった。「ラベリング理論」を提唱したネオ・シカゴ学派の一人。ジャズピアニストでもある。主著に『完訳アウトサイダーズ ―― ラベリング理論再考』(現代人文社、2011年)、『社会学の技法』(恒星社厚生閣、2012年)、『ベッカー先生の論文教室』(慶應義塾大学出版会、2012年)など。

【訳者】
後藤 将之(ごとう まさゆき) 
1957年神奈川県生まれ。成城大学文芸学部教授。東京大学教養学部、東京大学大学院社会学修士、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校社会学大学院(Ph.D)。
著書に『ジョージ・ハーバート・ミード ―― コミュニケーションと社会心理学の理論』(弘文堂、1988年)、訳書に、ハーバート・ブルーマー『シンボリック相互作用論』(勁草書房、1991年)など。

定価5,184円 (本体:4,800円)
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