床の傾いた一軒家に越してきて一ヶ月半。
傾斜のきついところでふらつくなどもありますが、一番の悩みは右側の腰に起きた腰痛でした
これは、自室で左右に傾いた床の上の椅子に長時間座っていたことが原因だとはわかっていました。
しかしたった0.4°でここまでダメージがあるとは…
こんな傾きなんてどこにもあると思っていたのですが…甘かったです。
健康に悪いからと言われても
この床の傾きについてはいろいろな人に相談しましたが、一様に
「そういう家には住まない方がいい」
「健康に重大な影響を与える」
「やばい」
という意見でした。
そう言われる度に悩みました
私だって傾いた家には住みたくないです。
わかっています。
でも、多大の労力をかけて引っ越しを済ませ、やっと落ち着いたばかり
引っ越しではトータル23万円くらいの出費がありました。
そうそう簡単にまた引っ越すことは出来ません。
それに、床の傾き以外はこの家はとても気に入っているのです。
室蘭の法律や住宅の専門家の友人に相談したところ、貴重なアドバイスを頂けました。
その結果、不動産業者にこの欠陥を訴えながら、工夫してまずはしばらく住んでみることにしました。
ビー玉で傾きチェック
腰痛に関しては、2/8に椅子の片側の脚に板を挟んで高さの調節をしたところ、だいぶ楽になりました。
でもまだ完全に水平にはならず、椅子の脚を板の上に乗せるのも面倒でした。
そこでビー玉を使って床の傾きをいろいろ調べてみたところ、丁度私が座っている左付近が一番高くなっており、そこが「分水嶺」になって左右両方向に床が下がっていることが判明。
よりによって私は一番左右の傾斜が強いところに座っていたわけです
机の配置換えで腰痛は軽快
そこで頑張って10日ほど前に模様替えをして机の配置を90°変えたころ、無事に腰痛は治りました!
まずはとても嬉しかったです
健康への悪影響とは?
しかし果たしてこの「健康への悪影響」とはどのようなものなのでしょう。
私たちに指摘してくれた人達も、実際に体験したわけではありません。
調べてみると、
・0.34° : 構造的な瑕疵が存する可能性が高い(住宅の品質確保の促進等に関する法律)
・0.43° : 我が家の私のデスク付近
・0.60° : めまいや頭痛が生じて水平復元工事を行わざるを得ない
・0.95° : 災害による住家被害認定における「大規模半壊」の適用
・〜1° : 頭重感、浮動感を訴える人がある
・1.20° : 我が家のリビングの最大斜度
・1.30° : 牽引感、ふらふら感、浮動感などの自覚症状が見られる
(参照元:建物の傾きによる健康障害|復旧・復興支援WG「液状化被害の基礎知識」)(別ウインドー)
やはりこの家は押しも押されもせぬ「欠陥住宅」のようです
しかし、具体的な健康への影響は簡単には判断出来ないようなのです。
そこには多分
- 傾いているのは家全体か、部分的か
- 家に滞在する時間
- 滞在している位置
- 平衡感覚などの個人差
などの差があると思います。
ネットを調べてみると、同じように傾いた家に関する相談がたくさんあり、
「最初は気になったけど、やがて慣れてその後は大丈夫だった」
という体験談も載ってていました。
私は家に滞在している時間は長いし、自律神経も弱いし、車にも酔いやすいです。
でも、デスクの椅子の位置を工夫して腰痛は軽快し、他の傾いた場所にも少し慣れてきた気がします。
不動産業者に対する不信感
実はこの物件を借りるとき、我々はとても気に入って買う気満々だったのですが、担当者は何故か「売却」を渋り、「賃貸」を勧めてきました。
この古さの一軒家だと「売却」が普通だと思っていたので不思議でした。
今から思うと、業者はこの物件の重大な欠陥を知っていて、売却したら揉めると思ったのかもしれません。
賃貸契約の際も、床の傾きについての説明は一切ありませんでした。
私たちが床の傾きについて先日担当者に相談すると
「もっと傾いた家でもお客さんから文句は出なかった」
と言っていました。
この言葉が本当ならば、この業者は
「床の傾斜を測定し、欠陥が分かっていながらもその家を売るか貸している」
と言うことになります。
今のこの家の家賃は、周りの相場と比較してそれほど安いわけではありません。
しかしこれだけの欠陥が分かった今、不動産業者と家賃に対する不信感が出てこざるを得ません。
不動産業者には10日前にメールを送ったのですが、返事すら来ません。
私としてはこの家は「傾き以外」は満足しているので、出来れば住み続けたいと思っています。
でも今の不動産業者の対応をみると、釈然としないものがあります。
この先どうなるか。
返事が来なくてうやむやになるのか。
難しいですね。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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