この記事にも出てきた、Aさんの話。
研修も終わり、いよいよ明日から僕も含めた同期メンバーは現場にて仕事をすることになりました。肝心のAさんを含めた残り数名は、居残り研修をすることになったそう。
明日から10日間の居残り研修を行い、そこで合格が貰えれば僕らのチームに遅れて加わり、10日間経過しても現場に出せるレベルに到達しなければ…という状況。
今日まで一緒に研修していたメンバーが、明日からはバラバラになる。せっかくなので、今週末にみんなで飲みに行こうという話になり、僕がAさんを誘いました。
僕「Aさん、金曜日にみんなで飲み行きません?」
A「あ…でも、僕お酒飲めないんで」
僕「無理に飲ませたりしないんで、大丈夫ですよ^^;」
A「あ…じゃあ、ハイ」
僕「ところで、Aさんて現場行くんですか?」
A「いや…僕なんて…」
僕「あ、そうなんですか…」
A「…僕、きっと発達障害なんですよ」
僕「は、はい?」
A「この仕事をしてから、気付いたんです」
僕「…それは、医者に言われたんですか?」
A「いや、僕が自分で調べた結果です。でも、きっとそうなんですよ!」
僕「はぁ…」
A「だから、僕はきっともうすぐ退職することになるんです…」
僕「…」
…こんな時、何て声をかければいいのやら。「そうなんですか?大変ですね!」と言うわけにもいかず、僕はただ愛想笑いをする程度で終わってしまいました。
ちなみに、僕は発達障害については全く分かりません。少し調べたらこんな記事が出てきたけど、尚更よく分かりません…。
次の3領域の発達における質的異常を特徴とします。
(1)対人的相互反応における質的障害(相手の気持ちがつかめない、場にあった行動がとれない)
(2)コミュニケーションの障害(言葉の使用の誤り、会話をつなげない)
(3)行動、興味、活動が限定していて反復・常同的
(上に貼ったリンク先記事から引用)
…たしかにこの3つに限定して当てはめてみれば、Aさんは発達障害なのかもしれない。しかし、このような症状は多かれ少なかれ誰にでもあるし、僕なんて(1)と(3)がバッチリ当てはまっているし。自己診断に限ればね。
また、この仕事をして気付いたと言われましたが、Aさんはゆうに30歳を超えている男性。ここより前の職場で気付かなかったのかな…Aさんの職歴知らないけどさ。
また、医者に言われたならまだしも、自分で調べただけというのもね…。そんな事言うなら、僕だって心の病ですよ!!(ドヤァ)
上のような会話をしたことを、翌日同期の女性(Bさん)に相談しました。
僕「"僕、きっと発達障害なんです"とか"もうすぐ退職する"とか言われたんですが」B「あ、それ私も言われたよー」
僕「え、マジで?」
B「うん。しかも、入社してすぐの頃に」
B「ていうか、ほとんどの人が同じこと言われてるみたいだよ」
僕「…」
Aさんのあの台詞は、一体何だったのか。サラリーマン社会によくある「辞める辞める詐欺」だったのでしょうか…?
明日から僕は現場、Aさんは研修継続になります。もし明日からの10日間の間にAさんが現場に来れるほどのスキルが身につくのであれば、また一緒に働くことになるでしょう。僕としては是非頑張ってほしいと思いますが、あの辞める辞める詐欺とかしちゃう感じを見ていると、正直厳しそうだなー…。と思いました。
あなたは、タイトルのような言葉を言われた場合、どのように返しますか?