日本の大学「グローバル化」で授業筒抜けに 「英語化よりも教育内容の改善が先」と専門家
2014年、国際化を目指す大学を文部科学省が重点支援するスーパーグローバル大学(SGU)創成支援事業が始まった。世界ランキング100位以内を目指す「トップ型」は、早稲田と慶應義塾、旧7帝大などの計13大学。取り組みに特色がある「グローバル化牽引型」は24大学で、計37大学が選ばれた。各大学の10年間の構想調書には、数値目標が掲げられている。
だがこうした取り組みを、苅谷剛彦・英オックスフォード大学教授は「きわめて内向き」だと指摘、次のように話す。
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スーパーグローバル大学創成支援事業は、きわめて内向きな「グローバル化」を目指す政策に見えます。その和製英語のネーミングが、おのずと物語っています。
日本の大学は、外国語で受けられる授業を増やすことが課題で、英語で教えられる教員が必要です。各大学が10年間の計画をまとめた構想調書には、現状と数値目標が盛り込まれています。しかし、その教員は外国人教員「等」とあいまいさを残した表現になっています。ここには、外国籍や、海外で学位を取得した日本人の教員だけでなく、外国で通算1年以上3年未満の教育・研究歴のある日本人教員が多数含まれるのです。
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