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【プロ野球】ギャレット、来日1号3ラン 4番・一塁は俺2016年3月2日 紙面から
◇オープン戦 巨人10−2日本ハム巨人の新外国人、ギャレットが1回にオープン戦1号となる3ランを放った。岡本も4安打の活躍。田口は5回途中1失点の好投で先発陣入りへアピールした。日本ハムは新人の横尾が2安打1打点。バースは3イニング4失点と苦しんだ。 ◇ 北の大地に吹雪が舞った。冬の思い出を詰め込むような寒気も、札幌ドームは完全防御。雪の代わりに空間を切り裂いたのは、由伸巨人の4番に座る新大砲の一撃だ。1回。ギャレットが来日1号の3ランを右中間席に突き刺した。 待望の一発。メジャー通算122発の実績を誇る男にも、異国での初弾は格別の味がした。「まだオープン戦だからね」と言いながらも表情は緩む。 「米国時代もそうだったが、本塁打というのは1本1本が特別なものだね。そういう意味では今日のも特別。特に、走者がいるときの本塁打はソロとは全く違う」 昨季、優勝を逃した最大の要因が攻撃力不足だった。チーム打率(2割4分3厘)はリーグワースト。98本塁打はリーグ4位。1年間で8人が4番に入る『猫の目打線』は、苦心の産物でもあった。その懸案事項を解決すべく獲得したのがギャレットだ。OP戦は全5試合で4番。打線の真ん中にドッシリと座り、5回の中前打を含めて15打数7安打3打点と、早くも日本野球に順応している。 新4番の号砲から、打線は15安打10点と爆発した。OP戦3連勝。「中軸が打てば、周りは楽になる。チーム全体としても個々の選手としても安打が出ると自信になる」。スタメン固定を理想に掲げる高橋監督の顔もほころんだ。 試合が終わり、バスに乗り込む。マイナス4度のいてつく風に肌を刺されても、ギャレットは心地よい気分を味わっていた。「寒さ。雪。生まれ育ったシカゴを思い出すね」。待望の主砲誕生。由伸巨人にとっては、春の始まりを告げる1日になった。 (井上学) PR情報
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