アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ |
ドイツ最大のドイツツーリングカー選手権(DTM)に出場しているBMW所属のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは25日、米モントレイで開催されたBMWニューM2クーペ試乗行事の場所で記者にこのように話した。また「ハンコックタイヤの技術力は毎年発展してきた」とし「特に高性能タイヤの技術力は欧州で認められるほど非常に高いレベルに上がってきている」と説明した。
DTMは30年以上の歴史を誇るカーレース。BMW、メルセデスベンツ、アウディのドイツプレミアム3社などの高性能車両が競う。フェリックス・ダ・コスタは昨年1回優勝し、BMWはメーカー部門のシーズンチャンピオンとなった。ハンコックタイヤは2011年に同レースの公式タイヤ会社に選ばれ、5年連続でカーレース用の高性能タイヤを供給している。
フェリックス・ダ・コスタは「カーレース用の車両は最高出力が500馬力に達し、レース中に非常に高い圧力と熱がタイヤに生じる」とし「それでも過去5年間に一度も品質と耐久性の面で問題がなかったというのは、それだけ技術力が優秀だという証拠」と述べた。世界最大カーレースのF1では2、3年前、レース中にタイヤ破損問題が相次ぎ、公式タイヤ供給会社のピレリが苦労した。
BMW所属の別のカーレーサーのマーティン・トムシズウィクもこの日の試乗行事に講師として参加した。トムシズウィクは「ハンコックタイヤは技術的に他のライバルブランドに比べて劣らない」と評価し「ハンコックタイヤは年々、技術力が発展していて、DTMでの活躍のおかげで欧州内で高い認知度を持つ」と伝えた。
ハンコックタイヤは今年もDTMにタイヤを供給する計画だ。シーズン最初のレースは5月に始まる。