愛知「恐竜パーク」今週着工 名古屋・大高緑地
名古屋市緑区の県営公園「大高緑地」に今夏開設が予定される恐竜のテーマパーク「ディノアドベンチャーライド名古屋」の建設工事が今週中に始まる。周辺住民や市民団体から自然環境などへの懸念を受け、県は一部計画を変更させた。 県公園緑地課によると、建設予定地に隣接する保全林で希少種のオオタカが営巣するため、利用客が出入りするテーマパーク管理棟を遠ざける。恐竜の鳴き声が出るスピーカーは住宅街に向かせず、音量調節もする。渋滞対策には交通整理員を置く。 県は、地元の緑区区政協力委員長に説明し、「議論を尽くし、十分な対応策を取った」として着工を決めた。これに対し、市民団体「大高緑地を愛する会」の溝口江理子代表は「県からは説明がない。引き続き県に見直しを求める」と話す。 テーマパークは、岐阜県郡上市のキャンプ場運営会社が雑木林三・二ヘクタールに開設する。昨年十二月の着工予定だったが、自然環境の影響や周辺住宅街への騒音、交通渋滞を心配する声があり、県が対応策を検討していた。 (室木泰彦、奥田哲平) PR情報
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