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文科省が通知 授業内容改善まで新入生募集停止を
3月2日 16時37分

生徒たちをテーマパークに連れて行き、「数学」の授業の履修としていたことなどが明らかになった三重県の高校について、文部科学省は、2日、緊急の会議を開いて対応を協議し、授業内容が改善されるまで新入生の募集は停止するよう、地元の自治体に対応を求める通知を出しました。
広域通信制の課程がある三重県伊賀市のウィッツ青山学園高校では、大阪のテーマパークに生徒たちを連れて行き、「お釣りの計算をした」ことを理由に「数学」の履修としていたほか、バスの中で外国映画を見て「英語」の履修としていたことなどが明らかになりました。この学校では、受給資格がない複数の生徒に国の就学支援金が不正に支給されていた疑いがあり、東京地検特捜部が詐欺の疑いで捜査を進めています。
これを受けて、2日に緊急の会議を開いて協議した文部科学省は、この学校の授業内容が改善されるまで新入生の募集は停止するよう、地元の伊賀市に対応を求める通知を出しました。通知では「これまでの授業では不十分な履修だ」として生徒に補習をすることも求めています。
この高校では、今月、卒業を迎えるおよそ400人の生徒のうち、およそ220人が大学への進学や就職を予定しているということで、文部科学省の義家副大臣は「あきれて物が言えないほどの授業内容だが、不足部分の補習を行うなどの対応を取っていきたい」と述べました。

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