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なぜ女と働くと「わがままで、めんどくさい生き物で、意味不明」
を読んだ感想です。
確かにK氏が「女がめんどうくさい」と思うのは当然です。
逆に言えばそんな当たり前のことをわざわざ言うのは
K氏の知識不足ですね。
もしあなたがK氏と同じように
「女ってなんで面倒くさいのだろう?理解不能・・・」
と思ったら是非その理由を知っておいてください。
K氏炎上事件とは
まずはK氏炎上事件の顛末を引用します。
家事代行サービス企業の役員・K氏が書いた
「女性に読んでほしくない女性のマネジメントについて」
という記事が炎上した。
すでに元記事は削除されてしまったので要約すると、
女とはこういう生き物らしい。
1.口は出すが責任は負いたくない。
わがまま
2.「何がなんでも1億円目指すぞ!」といった数字だけでやる気を出さない。
めんどくさい
3.問題を解決できなくても、辛さに共感してくれればいいらしい。意味不明
で、私が思うのに男にとって女は
「わがままで、めんどうくさくて、意味不明」な動物だと思います。
でもそれは原始時代からの人間生活の結果なんですよね。
ネットにすごく参考になるマンガがあったので見てください。
つまり女にとって大事なことは「共感」
これを理解できない男は
「女って理解不能」ってことになるのです。
LINEでやりとりするとこんな悲惨な結果に・・・
きっとK氏もこの男の人と同じ結果になるんでしょうね。
そして「これのどこがダメなんだ!」って言うでしょう。
あなたはどのように接すればよかったかわかりますか?
正解はこちら
K氏の言う「問題を解決できなくても、辛さに共感してくれればいいらしい。」
だけどちゃんとした理由があるんです。
で、女性に共感できない男は「女って理解不能」ってことになります。
まあ、全部が全部解決しなくていいわけじゃないけど
結局女が話をするのは聞いて欲しいからなんだよね。
「男の会話が短いのは男は問題を解決するために話すから」
「女の会話が長いのは自分の話を聞いて共感してもらいたいから」
なんだよね~。
これだけ違う男と女
そもそも男と女って脳の構造自体が違うって知ってましたか?
『話を聞かない男、地図が読めない女ー男脳・女脳が「謎」を解く』
という本が全世界で600万部、日本でも200万部も売れて
ベストセラーになりましたよね。
全世界でベストセラーになるということは、
男女の違いの謎って世界共通なんですね。
本の内容を簡単にまとめると、
なぜ男は一度に一つのことしかできないのか、
一人っきりになりたがるのか。
なぜ女は方向音痴なのか、よくしゃべるのか、
という男女の行動の違いについて
生まれながらの脳の構造の違いから
解明していくというような内容です。
画像引用:株式会社日立ソリューションズ
脳の構造の違いを調べてみました。
男性脳は右脳と左脳をつなぐ役割をする
脳梁の大きさが小さくて細く、
女性の脳は太くて大きいという違いがあるそうです。
画像を見ると違いが明らかですよね。
男性は右脳と左脳のつながりがあまりよくなく、
女性は右脳と左脳の連絡がスムーズとのこと。
なんか男性に対して失礼な感じがしますよね(^_^;)
じゃあこれってどんな違いがあるの?
男女別に違いを見てみますね。
男性(脳梁が小さい)
・情報の流れが女性よりも遅い
・見たものに対する分析力・解析力が発達している
・ロジカルで理論的に知識をまとめるのが得意
・全体像がよく見える
・空間認知力(全体を瞬時に捉える力)に優れている
女性(脳梁が大きい)
・情報がスムーズに行き来する
・近くのものや細かなものがよく目につく
・空間認知力を持った細胞が言語中枢にも多く存在する
女性は子育てをするという生物学的な事情から、
脳の構造が緻密にできているのだそうです。
これだけ脳の構造に決定的な違いがあるなら、
男女の考え方や行動に違いがあっても不思議じゃないですよね。
全体を瞬時に捉えて論理的にまとめる脳を持った男性は、
問題を効率よく解決することは得意ですが、
人の感情や表情を読み取るのが苦手。
一方、空間認知力を持った細胞が言語中枢にも多くある女性は、
話をすることによってアイディアが浮かんできたり、
まとまっていくことが多く、
好きや嫌いという感情に左右されてしまうそうです。
う~ん、男と女の違いってなんだか奥が深いですね。
脳の構造は変えられないから何も解決にならないって?
確かに・・・
でもこの脳の違いを活かした成功例があるんです。
男女の脳の違いを活かしたマネジメント成功例
昨年惜しまれつつ引退した女子サッカーの澤穂希選手。
ワールドカップで優勝した時の勇姿が目に焼き付いています。
そのチーム「なでしこジャパン」を率いる監督といえば、
佐々木監督ですよね。
佐々木監督がなでしこジャパンの監督に就任した時に、
脳医学者の先生との対談を希望したそうです。
そこで真っ先に「”男脳”と”女脳”とはどう違うのですか?」と
質問したとのこと。
脳の違いに目を付けるとは佐々木監督、さすがです!
脳医学者の先生は脳の構造の違いを話した後、
女性との会話の仕方についてアドバイスしたそうです。
「女性の話を聞くときは、話が長いと思っても遮らず、
最後まで聞くことが大切である。」
確かに、せっかく話してるのに最後まで聞かずに
途中で話を止められるとイラッとするから、
最後まで聞いて欲しいし、
まだ結論まで話せてないのにって思います。
そして脳医学者の先生は
「違いを認めて共に生きるという第三の本能が人間にはある」
という話もしたそうです。
社会を維持するための人間ならではの本能とのこと。
男と女がお互いの長所と短所を認め合いながら、
一緒に生きていきましょうという本能が、
元々人間には備わっているということですね。
そうじゃないと結婚なんてできないですよね(^_^;)
じゃあこの男女の脳の違いを
佐々木監督はどうやってマネジメントに活かしたのか?
まさに「話を最後まで聞く」ということを実践されています。
男と女の違いをしっかりと認識し、
「女性をうまく扱うことはできないが、
女性の意見に耳を傾けて、自分を変えることぐらいならできる。」
と話しています。
女の私からすれば、まさに理想の上司です。
男の人って結論から先に話して欲しい感じですよね。
だから話が長くなるとつい遮ってしまう。
結論まで到達するまでの行程や、
その結論に到達した理由を丁寧に説明したい
女からしてみれば遮られたことでイラッとして、
やる気がなくなってしまうんですよね。
そんな女性の特徴を上手にとらえて、
話を最後まで聞きコミュニケーションを上手く取った上で、
感情を鼓舞しながら指導した佐々木監督。
まさに男女の脳の違い、行動の違いを上手に活かした
マネジメント術ですよね。
K氏の記事に思うこと
「女性に読んでほしくない女性のマネジメントについて」なんて
挑戦的なタイトルを付けられてしまうと、
女の私は興味津々で読みたくなっちゃいます。
そもそも男にも女にも読んで欲しかったのでしょう。
K氏の記事を読んで思うのは惜しいな~ということです。
何が惜しいかって?
男と女の違いをしっかり理解できてるのに、
それをマネジメントに活かせていないのが
惜しいと思います。
違いすら理解していない人って結構多いですからね。
佐々木監督のようにとりあえず最後まで話を聞いてみる
努力をするだけでも周りの状況は一変するでしょう。
K氏ってどちらかというと女性脳に近い男性脳かもしれませんね。
内容を読むと結構感情に左右されやすい方なのかな?
という印象を持ちました。
女性の特徴をめんどうだと思わず、
上手に活かして多くの人のお手本となる
マネジメントをしてもらいたいものですね。