短期集中の就活スタート 1日解禁
2016年3月1日10時25分 スポーツ報知
来春卒業予定の大学3年生に対する会社説明会が1日解禁され、大学生の就職活動が本格的にスタートした。説明会の解禁時期は現4年生と同じだが、経団連のルール変更で面接などの選考活動解禁は2か月前倒しされ、6月1日となった。説明会から面接解禁までの期間が圧縮されて「短期集中型」となり、学生が企業研究や面接準備をする時間は少なくなる。
ことしも学生優位の売り手市場とされ、企業の採用意欲は高い。解禁前に面接をしたり、内定を約束したりする「解禁破り」が相次ぐ懸念も出ている。日程変更は2年連続だが、正式な採用内定解禁は10月1日に据え置かれた。
1日午前から各地で会社説明会が開かれた。
経団連は採用選考に関する指針で日程を定めているが、試行錯誤が続く。現4年生の就活では早期化防止のため、説明会解禁を3年の12月から3月、面接解禁を4年の4月から8月にそれぞれ繰り下げた。しかし8月より前に面接するなどの解禁破りが続出し、日程繰り下げで「就活が長期化した」との学生の不満も相次いだ。このため2年続けて日程を変え、現3年生の就活では面接を2か月前倒しする。