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 神戸地検は、個人情報を盗み取れるウイルスを自宅のパソコンに保管していたとして不正指令電磁的記録保管容疑で書類送検された兵庫県内の高校2年の男子生徒(16)を不起訴処分とした。2月29日付。理由は明らかにしていない。

 県警によると、生徒は政府機関などにサイバー攻撃を繰り返しているとされる国際的ハッカー集団アノニマスに憧れ、メンバーを名乗る十数人と交流。一部とSNS上のやり取りでトラブルとなり、対抗手段としてウイルスを入手した、と説明していた。他人のパソコンから個人情報を盗み取れるウイルスを2013年10月~昨年4月に自宅のパソコンに保管していた疑いがあるとして、今年2月1日に書類送検された。