世の中に数多くある漫画の中で、子育て真っ最中の今、涙を誘われる漫画はこれ以外にありません。
それは、
「サムライカアサン」
です。
子育て経験者必見! サムライカアサン
サムライカアサンとの出会いは、
妻が臨月の時、散髪へ付き添ったときに店長さんに
「これ、イチオシ!」
と本棚からひょいっと取って渡してくれたのがサムライカアサンだった。
妻の散髪中に、パラパラと読んでたら危うく泣きそうになってしまった。
しかもかなり早い段階で。
お母さん「伊佐木よい子」が主人公。
息子は「タケシ」
育児中にお勧めと書いたけど、自分自身がタケシだと思って見れば自分の母親を想像して泣いてしまいそうになるし、現在息子(生後2か月)を育てている父親としてみると、息子が大きくなった時のことを想像して泣いてしまいそうになる。
(今も、このブログ書こうと読み返してたら大号泣。。4巻にやられた。。)
この母ちゃん、思春期の息子からしたらとんでもなくウザいこと間違いないんだけど、とにかく愛にあふれてるんです。
息子もウザいと思いつつも母親の気持ちをちゃんと受け取ってます。
いろんな親子のかかわりがあって、そこでもこのお母さんのまっすぐな優しい気持ちでたくさんの人が温かい気持ちになっていく。
よい子お母さんの言葉をいくつかご紹介
高校の三者面談を終えた帰り道、漫才師になりたいけど自分は一人っ子だし本当は堅実に就職してほしいんじゃないの?と言う息子タケシに対し
"「これから自由に発想していかなアカン人間がそんなしょーもないところでつまづいててどうすんの!タケシはタケシの人生を一生懸命やったらいいの!お母ちゃんは一生懸命あんたの味方するんやから!」"
カラスに頭をけられた母さんに、タケシが「つくづくええ事のないかわいそうな人生やな」と言ったとき、
"タケシ、あんたは出来事だけを人生ってゆうんやと思ってるんか?いいことがあるからいい人生で、悪いことがあるからアカン人生とちがうで。その出来事が壁になった時に、それをどう超えるかがその人の人生になるんやとお母ちゃんは思うねん"
漫才の予選会で、幼馴染の相方が失敗してしまったことに対して、許せずしばらく怒っているタケシに対し
"生きてたら後悔も、反省も、挫折もあるよ。でもあったらあかんのか?一回失敗したらもう終わりなんか?一回の失敗をその人のすべてやと思ったらあかん。タケシ、おもんない事せんときや"
もうカッコ良すぎです。
そして、本当に温かい。
こちらで50ページほど試し読みができるようです。
是非ちらっとでも読んでみてください。
自分も、息子が悩んだとき、泣いてるとき、何かに躓いたとき、このサムライカアサンのお母ちゃんのように愛にあふれた言葉で精一杯味方になってあげたいなと思います。
この息子のタケシ君、めちゃくちゃ愛されて育ってる。。
本当にいいマンガです。
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