革新機構が最大34億円出資へ 開発企業に
産業革新機構は1日、人工衛星の破片など「宇宙ごみ」を除去する技術の開発を手掛けるベンチャー企業、アストロスケール(シンガポール)に、最大約34億円を出資すると発表した。
機構などが1日開いた記者会見には、宇宙飛行士の山崎直子さんが出席し「宇宙ごみはスペースシャトルや国際宇宙ステーションの破損を引き起こし、脅威になっている。除去技術の開発を応援したい」と話した。
アストロスケールは強力な粘着剤を使い、低コストでさまざまな大きさのごみを回収する技術を考案。2018年中に除去装置を搭載した小型衛星を打ち上げる計画という。(共同)