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現役世代支払う介護保険料 過去最高に 厚労省推計
3月2日 5時11分

現役世代支払う介護保険料 過去最高に 厚労省推計
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40歳から64歳までの現役世代が支払う介護保険料は、ことし4月以降、ひと月当たりの平均で5300円余りと、介護サービスを利用する高齢者の増加に伴い、これまでで最も高くなることが厚生労働省の推計で分かりました。
介護保険制度では介護サービスにかかる費用は税金や40歳以上の人が支払う保険料、それにサービスを利用した高齢者の自己負担で賄うしくみです。
このうち、40歳から64歳の現役世代が支払う保険料について、厚生労働省が推計したところ、ことし4月からは、ひと月当たりの平均で5352円と現在より175円増え、これまでで最も高くなることが分かりました。実際に支払う保険料は原則として事業主などが半額負担することになります。
保険料の増加は介護サービスを利用する高齢者が増えたためで、新年度、サービスにかかる費用の推計も9兆7000億円余りと過去最多となる見通しです。また、65歳以上の高齢者が支払う保険料は全国平均で5514円と介護保険制度が始まった16年前の2倍近くに上っています。
介護にかかる費用が増え続けるなか、厚生労働省は介護の必要性が比較的低い人へのサービスの見直しなどを検討しています。

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