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わたしの志(社員紹介)

他社からまねされる商品をつくる。山木 博史

「まねされる商品をつくる」という考えに、強く感銘

学生時代、同じ研究室にライバルのような関係の同期がいました。彼はドクター(博士課程)へ進んで研究を続けようとしていて、それなら私は企業に入って研究をしてみようと考えました。そんな時期、企業説明会でシャープの「まねされる商品をつくる」という考えに出会い、感銘を受けました。他社にまねされるということは、それだけ商品が業界やユーザーに与えるインパクトが大きいということです。こうした考え方を研究や商品開発のベースに持っている会社は他になく、ここが自分の入るべき会社だと、インスピレーションを感じました。そこで、シャープ1社に狙いを絞って就職試験に臨み、入社に至りました。

入社して4年ほどは、バイオケミストリーの領域で基礎研究に携わっていました。その業務とは別に、社内の部門横断的なプロジェクトに自ら応募して参加し、他部署で商品企画に携わる先輩方の話を聞くうちに、より商品に近い企画の仕事に興味を持つようになりました。そして、入社5年目の冬に、基礎研究からマーケティング・企画へ転身したのです。

基礎研究から、ヘルスケア分野のマーケティング・企画へ転身。

ヘルスケア分野のマーケティングや企画に携わるようになり、仕事の内容や進め方が180度変わりました。基礎研究では中長期的に時間をかけて研究テーマに取り組み、課題に対し段階的に検証することができます。これに対して、マーケティングや企画ではまずスピードが求められます。そのうえで、提案の必然性や訴求力も問われます。数ある手段や方法の中から最も適切なものを選ぶというような判断を、毎日のように求められます。

そのため、とにかくモチベーションを高く持ち、がむしゃらに仕事に取り組みました。会議で出たキーワードを資料の横にメモしておき、その関連情報を調べたり、最近多い病気や医療関係の法律・制度などヘルスケア分野の情報を集めたり、さらには、当社の営業担当者に頼んで直接医療機関や福祉施設の方々にヒアリングする機会を設けてもらったこともあります。

そんな時、上司や先輩から「成長しているよ」という言葉をいただき、"新しい仕事の中で、自分はひとつの山を乗り越えることができたのだな"と嬉しくなりました。

他にない商品で、人の行動を変え、社会を変えていく。

私が今担当しているテーマは、「ヘルスケアプラットフォーム」です。ヘルスケアプラットフォームは、血圧計や血管健康度計といったヘルスケア機器と接続可能なシステムの総称で、座るだけで血圧や脈拍、体重などを同時に計測できる「健康コックピット」もその1つの媒体です。まだ商品化はされていませんが、健康コックピットは、展示会などで多くの関心を集めています。医療費が高騰する日本で、セルフメディケーションという言葉が注目されつつあるように、ますます予防医療や個人での健康管理が重要です。しかし、自身の健康に気を配ることは難しいことです。ヘルスケアプラットフォームを、「人々の気付かない間にバイタルを測定し、意識せずに健康への関心と行動を変えることが可能なシステム」にしたいと考えています。この様なシステムはまだ他社にはありません。まねされる商品をつくるチャンスだと考え、日々商品化に向けて取組んでいます。

わたしの [志]

人と同じことをするな

人と同じことをしていては、まねされるほどの新しいものや価値を生み出すことはできません。会議での発言においても、まわりに同調するのではなく、自分なりの考えやスタイルを持つように心がけ、状況を見ながらそれを伝えていけるように努めています。

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