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政府 再稼働受け温室効果ガスの削減目標引き上げへ
3月2日 4時11分

政府 再稼働受け温室効果ガスの削減目標引き上げへ
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地球温暖化対策に伴う2020年までの温室効果ガスの削減目標について、政府は原発の再稼働が進んでいることなどを理由に引き上げる方針を固めたことが分かりました。
温室効果ガスの削減目標を巡って、政府は2020年に2005年と比べて3.8%削減する目標を掲げています。これは、温室効果ガスを排出しないとされる原発が東京電力福島第一原発の事故のあと、すべて停止したことから当初の目標を見直し、引き下げた数値です。その後、鹿児島県の川内原発と福井県の高浜原発が再稼働しているうえ、多くの原発で再稼働に向けた審査が申請されています。
こうした状況のなか、政府が2020年までの削減目標を見直し、現状の3.8%より引き上げる方針を固めたことが分かりました。具体的には現在策定を進めている地球温暖化対策計画で、原発を「低炭素エネルギー」と位置づけ、安全性が確認された原発を活用することなどで「3.8%以上」の削減を目指すと明記する方針です。
ただ、再稼働する原発の数が想定できないとして具体的な数値目標の設定は見送る方針です。政府はこの計画の案について一般から意見を募ったうえで、この春にも閣議決定したい考えです。

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