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 2月20、21日、国会議事堂近くで、社会民主党大会があって私も見にいった。ことしは社民党ができて20周年だそうで、その間の記録映像を7分34秒にまとめたディスクを記念に配った。私ももらった。

 なつかしいな、1996年、土井たか子党首が「市民との絆」を訴えた。1999年、土井さんは、あのハリのある声で「がんこに平和 げんきに福祉」と叫んでいる。2003年、福島みずほ党首。イラク戦争。2008年、「非正規問題」ホットライン。2009年は「年越し派遣村」、若者たちがお正月に失職、都心の公園で救援の炊き出し。いま、社民党は小さくなってしまったけれど、いい仕事をしてきているじゃないか。

 政党の大会には、地方からも代議員が集まってくる。だから各地での取材で知り合った人たちとの再会も楽しみである。かつての炭鉱の街、福岡県田川市の佐々木允君は、25歳で市会議員、そのころ知己になって、いい若者だなあと思っていた。いま33歳、聞けば県会議員になっていた。「だれかが決める政治じゃなくて、みんなで考える政治」を訴えて、ひたむきである。貧乏所帯に孝子出ず、という感じである。

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