西海岸で体験したピッチで大事なこと2つ。500StartupsのDaveの前でプロダクトのピッチをした話。


500Startups

こんにちは、Asukaです。

ご縁があって、500 StartupsのDaveの前でピッチする機会を頂き、サンフランシスコとマウンテンビューへ行って来ました。

Daveとは、

“世界中のスタートアップ企業に小額投資する500Startupsの創業者でありCEOである、エンジェル投資家の中でもテクノロジーにフォーカスした「スーパーエンジェル」の一人として知られるデイヴ・マクルーア(Dave McClure)”[Freshtrax by btraxより]

のことです。なかなか会えない有名投資家に会う機会がなぜ訪れたのか?ピッチはどのような内容だったのか?などなど書きます。

カリフォルニア州マウンテンビューのベンチャーキャピタルといえば『Yコンビネータ』も有名で、こちらの本で500StartupsのDaveの名前が何度も登場します。

この旅については、テーマを分けて数回書いてゆきたいと思います。

■このエントリで紹介していること

・USの西海岸にあるベンチャーファンドで有名な500 Startupsのこと
・ピッチで大事なこと

■こんな人に読んで欲しい

・これからベンチャーファンド向けピッチを準備をする人
・USの西海岸での起業に興味のある人

■500 Startupsとは?

今回は、500 Startupsを訪問して、自分達のプロダクトのプレゼンやアクセラレーター・プログラム第11期のPreDemoDayにゲストとして参加させていただきました。500 Startupsは、マウンテンビューとサンフランシスコにオフィスを構えていて多くのアーリーステージ企業への投資やアクセラレータープログラムを運営している組織です。アクセラレーターとは、スタートアップと呼ばれる生まれて間もないベンチャー企業の育成を手助けするもので、新たなインキュベーターの一種です。有望なスタートアップが自社株の数%を500 startupsに渡すことで、プログラムへの参加が認められ、インキュベーション・スペースに入居して4か月間の開発・営業を行う支援金、さまざまなジャンルのメンターからのアドバイス、4ヵ月後のDemoDayで次のラウンドの投資家の前でピッチを行い追加の投資を募る機会を得るというものです。

日本でもNTT docomoベンチャーズの39 works というシード期からサポートするアクセラレータプログラムがありますので、興味のある方は是非チェックしてください!!
500Startups

■ピッチに向けた日々

そもそものきっかけは、2014年の11月に開催されたNTT DocomoベンチャーズとMashape主催のHackathonで優勝したことです。その賞品がシリコンバレーツアーで、ベンチャーファンドのドアをノックできるというものでした。

私達のプロダクトはHackathonで生まれたもので、そこから3ヶ月アイデアもメンバーも変わり、12月にメンバーの役割がはっきり決まり始め、12月末にアイデアの方向が大体決まったという感じ。アイデアもピッチの内容も当日直前まで変更を重ね続けました。その間に、いろいろな人に会いに行ってピッチを繰り返し、感想をもらう機会がありました。

「アイデアのコア(ユニークなところ)は何か?」「ユーザは誰か?」「ターゲットのユーザが使って嬉しいものであるのか?」「どうやって拡張するのか?」etc…

当日までに、ベンチャーファンドのプロの方やアカデミアで大きな実績を残している方や、ベンチャー立ち上げに大成功を収めている方々に的確なアドバイスをいただき、内容がどんどんシンプルになり、軸がはっきりしました。チーム内で話し合いを繰り返していると、新しい視点がなくなってくるので気づかくなることも出てきて、いろいろな人に会って意見を聞かせてもらうのは貴重な時間だと感じました。

最終的な構成としては、ピッチは以下の5点を中心に短くシンプルに話して、Q&Aで詳しい内容を伝えるという方法にしました。

1. Market
2. Product
3. Team
4. Target
5. Revenue

500Startupsのピッチのほとんどが上記5点が重視されていて、PreDemoDayの内容はどこもそれらを強調した内容でした。

■最後に、ピッチで大事なこと2つ。

#1. 数字

ピッチを終えてPreDemoDayに参加してたくさんのピッチを見て、一番大事だと思ったのは「数字」。アプリの売込みで一番説得力があるのは、ユーザ数の伸びだなと思いました。そして、市場の大きさや成長率や可能性を数字で表すだけでなく、アプリをリリースしたあとの手ごたえを分析して持っていくことが大事。PreDemoDayで、英語の訛りが強くて他のプレゼンターに比べてパフォーマンスをそんなにしていないプレゼンターがいたけど、ユーザー数の伸びのY軸が他のチームとは数桁違っていて(多い方に)、Daveが自ら割って入って「このアプリはすごいんだ!」って説明していたのが印象的でした。

#2. あとは、メンバー

海外展開を見込んで起業するならば、ハッカー、デザイナー、ハスラーで日本語でも英語でも議論できるメンバーが必要と強く感じました。資料にメンバーの紹介は必ず求められ、メンバーのこれまでの経験や業界との関係を聞かれます。プレゼンの途中で中断して、バンバン質問や議論が始まるし、内容もいろいろな分野で飛び交うのでチーム全体で発言して行く必要があると感じました。プレゼン資料なしで口頭で話し合いが始まるなんていうこともよくあります。

ちなみに、今回参加させていただたいたPreDemoDayの本番のDemoDayは2015年2月3日(US)に開催されるようなので、興味のある方は是非チェックしてみてください(^^)/

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