福井県のニュース
表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。
- 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
- 登録したい都道府県を地図から選択します。
- 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。
※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。
殺人死体遺棄男に懲役30年
おととし、敦賀市で、母親と姉の2人を殺害して住宅の敷地に埋めたなどとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われている55歳の男に対し福井地方裁判所は「2人を殺害した刑事責任は重大で反省の態度もみられない」として、懲役30年の判決を言い渡しました。
敦賀市のギター修理・製造業、池見照彦被告(55)は、おととし11月、敦賀市の自宅で母親のきみよさん(84)と姉の武岡礼子さん(56)の2人の首を電気コードなどで絞めて殺害し、自宅の敷地内に埋めたなどとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われています。
これまでの裁判で、池見被告は、母親の殺害を認めた一方で「姉については殺意はなかった」と述べ、起訴された内容を一部を否認していました。
1日の判決で福井地方裁判所の入子光臣裁判長は、「強度のあるひもで、けい部を少なくとも約3分半にわたって圧迫していて、姉が死ぬ危険性が高いと認識していた」として姉への殺意を認めました。
そのうえで「遺産の分割などを争っていた姉ともみ合いになり、突発的に犯行に及んだものと認められるが、2人を殺害した刑事責任は重大で酌量の余地はない。証拠の隠滅をはかり、反省の態度もみられず遺族の処罰感情も大きい」として、無期懲役の求刑に対して懲役30年の判決を言い渡しました。
03月01日 18時46分