韓経:リニアモーターカー時代…韓日中、技術競争が熱い

韓経:リニアモーターカー時代…韓日中、技術競争が熱い

2016年02月29日10時51分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  中国が来月、湖南省長沙市で都心リニアモーターカー(リニア)の試運転に入る。上海では2004年から時速430キロで走る超高速リニアを運行している。日本は2005年から名古屋に中低速型リニアの「リニモ」を運行中で、2027年から東京と名古屋、大阪をつなぐ時速505キロの超高速リニアL0を運行する計画だ。韓国も日本に続き世界で2番目に3日から仁川(インチョン)国際空港と永宗(ヨンジョン)新都市をつなぐ6.1キロ区間で都心型リニアの運行に入った。これとは別に時速550キロを目標にした超高速リニア「SUMA550」の試験車両も開発を終えた。

  リニアモーターカーは磁石が同じ極同士で反発し合い、別の極が引っ張る原理を利用して車体を空中に浮かせて走る原理を利用している。モーターは磁石の極が変わりながら反発力と吸引力によって間のコイルがくるくる回るようにする原理だがリニアの推進部分はこうした構造を線路に沿って長く敷いた方式だ。リニアは車輪がなく振動や騒音が小さいのが特徴だ。一般列車でよく故障を起こす車輪やギア、ベアリングのような部品を使わず運営費の80%を占めるメンテナンス費用がかからない。

  1980年代から金属で電気抵抗なしに電流が流れる超伝導磁石を利用したリニアモーターカーが注目された。小さいサイズの磁石で車両を浮かせて線路に十分な電流を供給すれば高速走行が可能なためだ。だが最近では電磁石の原理を利用する方式が主流になった。

  都心が発達した米国やアジア諸国を中心に韓日中間の競争も熾烈になっている。日本はドイツや中国など超高速リニア市場を先行獲得するために米国のワシントンとボルティモア路線で5兆ウォンを負担すると提案した。中国はドイツで導入された超高速リニアを国産化する一方、北京長沙市に中低速型リニアを建設している。

  仁川国際空港に導入されたリニアモーターカーは導入後1カ月で2度も火災などで停止した。ハン・ヒョンソク韓国機械研究院責任研究員は「日本や中国も最初の運行時にはさまざまな問題が発生したが今は安全に運行している」と話した。
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