好きな人ができたら、その人と連絡を取り合いたいと思うのは当然です。
学校にいなくてもやりとりができる。
直接話すのは緊張するけれど、LINEだったら気軽に話せる。
だけど、そのLINE、本当に必要ですか?
片想い中のLINEは危険!!
片想いは麻薬です。相手からのレスポンスが嬉しくて、なんでもついついやりすぎてしまう。ガンガン話しかけにいってみたり、アプローチの強度を強めてみたり。
なかでも、LINEは特に危ないです。
家に帰ったあとや休日でも連絡が取れて距離を縮めやすいと同時に、何気なく送ったその一言が、成就したかもしれないその恋をぶち壊してしまう可能性を秘めているのです。
LINE不祥事案件 その1 送りつけすぎて引かれる
LINEってね、チャットなのでポンポン会話が弾むわけですよ。
でね、ついつい調子に乗って送りすぎちゃうんですよねー。
やりとりが終わってほしくなくて、文の最後にうざったく疑問符をつけて返してしまったり。
かまってほしくて、重たい内容の長文を送りつけてしまったり。
あるある。
LINE不祥事案件 その2 返信が気になってしょうがない
これね!!!ほんと!!!
返信とか気になって、何も手につかなかったりするんだよね。
既読はついた!読んでくれた!あれ?返信がこない…?
まさか…既読無視?!
え?なんで?どして?
ちゃんとはてなマークつけて質問したのに!答えが返ってこない!!
こっちもあるあるですね。
LINE不祥事案件 その3 LINEで話せばいいや症候群
あ、彼にあのことを訊いておきたいな!と思い立ったとしましょう。
でも、友達に囲まれていてタイミングが合わない。
やっとひとりになったかと思ったら、勇気が出ない。緊張する。
そうやってるうちに、昼休みが終わり、気づいたら放課後。
あーあ、今日も◯◯くんに話しかけられなかったなぁ…
まあ、いっか!LINEで話せばいいもんね!!
…よくやりません?これ。
と、これらの不祥事案件は好きな人とLINEを交換してる女子なら、誰しもが通る道だと思う。
そして、私の実体験でもあるので、完全にブーメランで死んでます。orz…
でも、恋する乙女には本当に気をつけてほしい。
理想の人間関係はジブリ
ジブリの映画の中で描かれているような人間のやりとりが、私にとっての理想です。恋愛も、夫婦関係も、喧嘩も、生き方も、友達の作り方も、働き方も。だから繰り返して観るし、忘れたくないなって思うんです。あれを指標にしていると、インターネットに頼らなくても素敵な出会いに気付けるかも。
— marinosuke (@marinosuke_1984) 2016年2月21日
こちらのツイートにとても共感しました。
うんうん。ジブリって人と人のつながりがあったかいんですよね。すごく。
私は「耳をすませば」と「ハウルの動く城」、「もののけ姫」が好きです。あと、「風の谷のナウシカ」と「天空の城ラピュタ」も。
というか、全部好きですね。
どの登場人物も美しい。たとえ悪役であっても。
まあ、個人的にムスカだけは気に食わないんですけどw
ジブリを観ていると、やっぱり直接会ってふたりでいろんなものを経験したほうがいいんだと気付かされます。
時代背景もありますが、ジブリにはスマホが出てきません。(たぶん。出てきてたら教えてください。)
ケータイはあったと思いますが、今の10代ほど頻繁に使ってはいませんよね。
ふたりの関係にいかに時間をかけるか
LINEよりメール、メールより電話、電話より直接会って話す。
たまには手紙もいいかもしれない。
私は、もっとふたりの関係に時間をかけたいと思うんですよね。
時間をかけてゆっくりと。
まるでお野菜とお肉とルーを煮込んでシチューをつくるみたいに。急いでバーっと作っちゃうよりも、じっくりコトコト作ったほうがおいしいシチューになるのかな、みたいなイメージ。
そりゃ、もうすぐ卒業しちゃう!とかなら玉砕覚悟で告白もアリかもしれません。だけど、たとえクラスが変わっても同じ学校に通ってるんだったら、いくらでもチャンスは作れるわけで。
私もそうなんですけど、結果を早く求めすぎなんですよね。
早く結論が知りたい。答え合わせをしたい。
相手が自分のことをどう思ってるかは、模試の結果じゃないんですよ。点数をつけられるものでも、合否を判定できるものでもない。
第一、あなた、まともに問題を解いてないでしょ。まだ判断材料も完全にそろってないのに、どうやって点数や合否を考えろっていうんでしょうか。
だから、時間をかけるんです。
恋愛に模試みたいな時間制限はありません。だから、ゆっくりと確実に相手の出す問題に答えていく。
彼が何を好きで、どんな人が好みで、とか。ちゃんと知ろうとする。
そして、心をつないでいく。
そのためには、まず話をしないと何も始まりません。
LINEからの情報は最も貧弱
彼のことを知ろうとするのが大事。ふむふむ。
よし、彼に好きな音楽でも訊いてみようかな!って、
あー、そこ!手っ取り早いからってまーたLINE使おうとしたでしょ。
LINEからの情報って、すごく貧弱だし、あまり意味がないんですよ。
LINEって、一見情報が多く入ってくるように思えますよね。
返信は速いし、会話もポンポン進む。色んなことを聞きだせる。
……本当にそうでしょうか?
彼の情報って、趣味とか将来の夢とか得意科目とかだけじゃないですよね。
大切なのは、五感(ときには第6感も)を使って肌で直に感じることです。
彼の表情や匂い、声の抑揚。
LINEでの文字コミュニケーションでは、そんなものは何ひとつ伝わってきません。
実際に一番情報量が多いのはやはりリアルでの会話なんですよね。
目で見て、耳で聴いて、匂いを感じて、手で触れて、心をつなげる。
本当の意味でそれがすべてできるのは、リアルでの触れ合いしかないんですよ。
まとめ
LINEやメールは、使えば恋が叶う魔法のアイテムではありません。
どういう関係性を望むかにもよりますが、もしも互いの人間性を尊重したあたたかい関係を望むのであれば、LINEなんかに頼っていないで直接話にいきましょう。
そうですね、好きな人に話しかけるのは勇気がいるし、緊張しますよね。
でも、いざ話してみると意外とすんなり話せたりするものです。
会話はあなたひとりが頑張るものではありません。相手とつくるものです。
それに、会話には流れってものがありますから、話す内容をこと細かに考えなくてもいいんです。
面白そうな本を読んでたら、「何読んでるの?どんな話?へえ、面白そう!貸してー!」と言ってみる。
高いところに手が届かなかったら、「ねえ、あれお願いしていい?」と頼んでみる。
男友達と仲よさそうに絡んでるところを見かけたら、冗談交じりに「兄弟みたいーw」と言ってみる。
「数学の宿題解けた?」とか「あの小テストできた?」とか。
そんなんでいいんですよ。
そこから続くこともあるし、それで終わっちゃうときもある。
でも、そんなもんでしょ?人との会話って。
無理に話す必要はないんです。気分が乗らないときやタイミングが合わないときはできなくたっていい。そのくらいでちょうどいいんです。
そして、何かしてもらったときは、とびっきりの笑顔で「ありがとっ!」と言ってあげてください。
そうやって、少しずつでも着実に接点を増やしていけば、徐々に仲良くなっていけるはず。告白や付き合うのはそれからでも遅くありません。
お互いのことを良いところも悪いところも十二分に知ったうえでお付き合いができたら、それほど信頼しあえる関係はないでしょう。
これは理想論かもしれません。
だけど、私はこの方法がベターなんじゃないかなと思っています。
そして、実践しようと頑張っています。笑
この記事に書いたことの大半はブーメランになっているので、私も気をつけていきたいと思います!汗
ひつじのヒトコエ
「耳をすませば」また観たいなぁ。