TBSバラエティーの内容に問題…水戸市意見書
水戸市は1日、2月3日に放送されたTBSのバラエティー番組「水曜日のダウンタウン」で、放送内容に問題があったなどとして、放送倫理・番組向上機構(BPO)に審議を求める意見書を提出した。
意見書によると、番組は「悪人がひれふす印籠」が水戸市で効果があるかを検証するという内容。放送では、高齢男性がJR水戸駅北口で喫煙する若者グループを注意し、逆上したところで印籠を示す場面を流し、その後、さらに怒る若者をスタッフがなだめ、出演者が、「ドキュメントを見せてしまいました」とコメントしていた。
水戸市は、エキストラによって作り出された状況を自然に発生したように放送し、水戸に粗暴な若者が多く治安も悪いと誤解させたなどと主張している。
TBS広報部は「水戸市に対しては誠意を持って対応してきたつもりだが、BPOへの意見書を十分に検討した上で、今後も誠意をもって対応したい」とコメントしている。