エジプト大統領と会見「陛下に見舞いの言葉」
インフルエンザと診断された天皇陛下に代わって、皇太子さまは1日、皇居・宮殿でエジプトのシシ大統領と会見された。大統領は「陛下の一日も早い回復をお祈りします」と見舞いの言葉を述べたという。
宮内庁によると、大統領は「日本は古くからの自らの価値観を維持しつつ、発展を遂げてきました。日本から多くのことを学びたい」と述べ、皇太子さまは「日本もエジプトから学び、お互いが理解を深めることにより、両国間の関係がますます発展することを願っています」と応えた。また、大統領は皇太子さまのエジプト訪問を招請した。
皇太子さまは見送りの際、東日本大震災に対する支援に感謝の気持ちを伝え、大統領は「過去に日本からいただいた支援に対する感謝の気持ちでもあります」と話した。
天皇陛下は2月28日にインフルエンザと診断され、住まいの御所で療養されているが、3月1日は内閣から届いた書類に署名するなど公務もしたという。【高島博之】