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自衛隊の迷彩服などの入札で談合か
3月1日 13時49分

自衛隊の迷彩服などの入札で談合か
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自衛隊の隊員が着用する特殊な合成繊維を使った迷彩服などの入札で、大手化学繊維メーカーの「クラレ」と「ユニチカ」が談合を繰り返していた疑いがあるとして公正取引委員会は1日、両社の関係先を独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査しています。
談合の疑いが持たれているのは大手化学繊維メーカーの「クラレ」と「ユニチカ」で、公正取引委員会は1日、クラレの東京本社とユニチカの子会社「ユニチカトレーディング」の東京支社を独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査しています。
関係者によりますと、クラレとユニチカは少なくとも平成8年ごろから防衛省が発注した自衛隊の隊員が着用する迷彩服や作業帽などの繊維製品の入札で、談合を繰り返していた疑いがあるということです。こうした製品には耐久性が高い「ビニロン」という特殊な合成繊維が使われていて、現在は防衛装備庁が発注していますが、その調達額は年間20億円から30億円に上るということです。両社は製品ごとに談合のルールを変えて利益を分け合っていたとみられ、公正取引委員会は取引先の商社6社にも立ち入り、詳しく調べています。
これについてクラレとユニチカは「立入検査を受けているのは事実です。検査には全面的に協力していきます」とコメントしています。

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