【シリコンバレー=小川義也】米グーグルが開発中の自動運転車が2月中旬、公道の走行実験中にバスと軽い接触事故を起こしていたことが2月29日わかった。ケガ人はいなかった。グーグルは2009年から自動運転車を開発しているが、グーグルに過失がある自動運転中の事故としては初の例とみられる。
グーグルの持ち株会社アルファベット傘下で自動運転車の開発を手掛ける子会社が23日付でカリフォルニア州に報告。当局が29日公表した。グーグルは29日、事故の責任の一部を認めるコメントを発表した。再発防止に向け、ソフトウエアを改良した。
事故を起こしたのは、トヨタ自動車の多目的スポーツ車(SUV)「レクサス」を改造した試作車。走行していた道路の右側前方に砂袋を発見したため、いったん停止。左側によけようと発進したところ、左後ろからやってきたバスと接触した。グーグルの自動運転車は時速2マイル(約3キロ)以下、路線バスは約15マイル(約24キロ)で走行中だった。
グーグルの自動運転車は累計140万マイル(約225万キロ)以上を自動運転モードで走行。これまでに20件近い軽度の事故を報告しているが、いずれも相手側の過失か、人間のテストドライバーが運転中のものだった。