「北朝鮮の核ミサイルに黙っていられない!」
「中国の軍事拡張からアジアを守ろう!」
「日本政府はいまこそ核装備の検討を!」
「従軍慰安婦、南京大虐殺は朝日新聞の捏造だ!」
もはや絶叫と言ってもいいヒステリックな声が都心に響き渡りました。
デモ隊は午後3時に代々木公園をスタートし、渋谷区役所から渋谷駅前のスクランブル交差点を通り、宮下公園付近を左折して代々木公園に戻るコースで約40分間、練り歩きました。
デモ主催者のウェブサイトによると、このデモは「TRUTH YOUTH Presented by 幸福実現党」による「愛してるから、黙ってられない。若者1000人 We love 日本」デモ。幸福実現党党首・釈量子氏が先頭に立ち、遊説局長・トクマもマイクを握っていました。
デモ隊のスタート直前、本紙記者陣は幸福の科学広報局の職員から「取材拒否」の意向を告げられ、「個人」として撮影する分には構わないと言われました。しかしデモは公道で不特定多数に向けて見せているものであるため、本紙記者陣は取材の許可を求めることはせず勝手に取材しました。
■ママの主張を代弁させられる子供たち
デモには、幼児を含む数十人の子供たちも参加。マイクから聞こえる金切り声に合わせて、
「(核装備の)検討を~」
「(朝日新聞の)捏造だ~」
と可愛らしいシュプレヒコールをあげていました。
子供たちが掲げるプラカードには、こう書かれています。
「子どもたちにつなげよう 誇りある日本を 幸福実現党ママの会」
「Mom Loves JAPAN!」
子供たち自身の主張ではなく、お母さんの主張を代弁させられています。明らかに幼児・児童が組織した政治団体ではありません。
デモりながら寝落ちしている幼児も |
■“若者の政治参加”か“強制連行”か
幸福の科学の政治活動に詳しい藤倉善郎氏は、こう語ります。
「選挙権年齢の引き下げにより、文科省が高校生の政治活動を解禁したばかり。若者の政治参加促進が期待されますが、まさか幼児や低年齢の児童まで動員されるとは。若者の政治参加にも、ほどがあります。しかし、こんな低年齢の子供が、自主的にデモで“日本は核装備を”とか“従軍慰安婦は捏造だ”とか主張するとも考えにくい。むしろ、これがホントの“強制連行”なのではないか」
取材後、幸福の科学の広報担当者に参加人数を尋ねましたが、教えてくれませんでした。
「リバティWebに載ると思うので、それを見て下さい」(教団広報担当者)
The Liberty Webによると、参加者数は1200人(主催者発表)。デモでは従軍慰安婦や南京大虐殺について「朝日新聞の捏造だ」と特定の新聞を名指ししていましたが、なぜか The Liberty Web の記事では「従軍慰安婦・南京大虐殺はねつ造だ」としか書かれていません。これでは、せっかくデモに動員されて朝日新聞を名指して批判した子供たちの気持ちが台無しです。
学生信者を動員したバス |
学生信者のほかにハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU※)生らしき信者の姿もありました。
※ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)は学校ではないため、HSU生はいわゆる「学生」ではありません。
3 コメント:
本業では成果が全くでないので、このような活動で信者を誘導して誤魔化しているんですね。
本来の道では、これ以上成長も出来ないということなのでしょう。
良く考えてみれば権威の全くない宗教団体が、このような活動をしても世間には相手にされないと
思いますが。
相手にしてくれるのはカルト新聞ぐらいでしょう。だからカルト新聞を大事にしないと。
取材拒否なんて馬鹿ですね。
それにしても終わっている団体ですね。気の毒ですわ。
フランスで定義された「セクト(カルト)の要件」に、「子供の囲い込み」というのがありましたな。
また幸福の科学のダミー団体か。
下村めいの「JAPAN YOUTH PROJECT」はどうなったんだ?
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