記事詳細
【2018平昌五輪】
スポンサー契約難航で組織委がスタッフに給与を払えない? 環境団体の反発で開催がますます危うい…
さらに、SBSは組織委の戦略的ミスも指摘。現金を確実に確保できる手段として国内銀行との契約を挙げた。しかし、組織委はこの4年で1行としかスポンサー契約を締結しておらず、「今では国策銀行が出てくるのを内心期待している」と皮肉る。
スポンサー契約のうち現金を拠出する契約は35%。つまり現金がない。昨年末には「組織委には現金が不足し、職員の給与が支給されていないという説が出回った」とSBSは報じた。
平昌五輪に関する国民の関心も10%に満たなず、五輪の地元・江原道でも「無関心な人がかなり多い」(SBS)という。これでは五輪による経済波及効果を期待するのは難しく、現金を拠出しようという企業がどのくらい出てくるのか推し量れない。
自らの足元もおぼつかない組織委に新たな難問が突き付けられた。旌善アルペンスキー競技場で実施された平昌五輪初のテストイベント視察のために韓国を訪れていたFISのカスパー会長が「アジアで多くのダウンヒルコースがなければならない」との考えから、同競技場の存続を要請。実現すれば、日本、中国とともに「ワールドカップシリーズが開催できる」と、スキー発展に寄与できると期待を込めた。
関連ニュース
- 【2018平昌五輪】やはりテスト大会の結果は散々だった 選手は会場まで往復2時間、極寒の戸外でストレッチ
- 【2018平昌五輪】「強風との戦争」強いられる不良ジャンプ台に大ブーイング! 新たに60億ウォン投じて改修するというが…
- 【2018平昌五輪】組織委の非常識にまたも批判噴出 5億円支援したロッテG会長にゴンドラはNO! 職員は公私混同で使い放題…
- 【2018平昌五輪】スキー場建設遅れのあおりで国際大会が中止に 選手たちも期待せず申し込みはわずか10人…
- 【2018平昌五輪】五輪組織委の記者会見に業者が乱入し「工事代金払え!」 韓国メディアは「国際的な恥さらし」しょんぼり
- 【2018平昌五輪】テスト大会も中止の危機 韓国テレビも「とてつもない国際的な恥さらし」と報道 組織委はなお強気だが…