銀英伝の最後を飾る主題歌です。
歌い手はLisa(小峰理紗)さんから、こんのひとみさんに代わっています。
前作の「SEA OF THE STARS」が壮大な曲だったので、
はじめて聴いたときは、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
でも、何度も耳にするうち、
だんだんこの曲の魅力がわかってきたんですよ。
歌詞もなかなか深く、普遍的な広がりを持っていますね。
意訳になってしまいましたが、
戦争で愛する人を失った悲しみが、とてもよくわかりました。
銀英伝も終盤になるにつれて、
主要キャラが次々と亡くなって行きます。
歴史というのは、どうしても戦いを避けることはできないようです。
人類の課題というか、宿命のようなものかも知れません。
銀河帝国の皇帝となり、宇宙を統一に導いたラインハルトも、
変異性劇症膠原病にかかってしまい、25歳の若さで崩御してしまうんです。
自由惑星同盟との長きにわたった戦争は終わり、
悪辣なテロを繰り返していた地球教も殲滅することができましたが、
その後はどのような世界になったのか、明かされずに物語は終わっています。
=============================
今回は、貴重な女性キャラの名言を紹介します。
(銀英伝の登場人物は圧倒的に男性が多いんですよ)
【わたしは権力を持った人たちに、
つねに問いかけてゆきたいのです。
あなたたちは何処にいるのか、
兵士たちを死地に送り込んで、
あなたたちは何処で何をしているのかと】
【死ぬ覚悟があれば、どんなひどい事をやっても良いというの?
信念さえあれば、どんなひどい事も、どんな愚かなこともやっていいというの?
暴力によって、自ら信じる正義を他人に強制する人間は後を絶たないわ】
【あなたの黄金色の髪が闇を照らすわ。
あなた自身が光の源になるのよ、ラインハルト。
そうしたら何もこわくないわ。
どんな暗闇でも、あなたを傷つけることはできなくなる。
光におなりなさい、ラインハルト】
【あなたにとって、最も大切なものが何であるか、
いつも忘れないようにしてください。
時には、それが煩わしく思えることがあるでしょうけど、
失って後悔するより、
失われないうちに、その貴重さを理解して欲しいの】
まだまだ語りつくせない銀英伝の魅力ですが、
次回は、外伝「螺旋迷宮」の主題歌とあらすじをご紹介しますね。