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中国 「THAAD」配備反対 改めて韓国に伝える2月29日 23時43分
北朝鮮の核問題を担当する中国の高官は韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相と会談し、韓国がアメリカの最新の迎撃ミサイルシステムを配備することに改めて反対の立場を伝えました。
韓国を訪れている中国の武大偉特別代表は29日、ユン・ビョンセ外相と会談しました。会談のあと、武特別代表は記者団に対し、米韓両国が検討しているアメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の韓国への配備について、「反対だという中国の立場を伝えた。アメリカと韓国がわれわれの関心事を重視するよう願っている」と述べ、反対の立場を改めて伝えたことを明らかにしました。
一方の韓国側は、国防省の報道官が29日の記者会見で、「北朝鮮の増大する核とミサイルの脅威から米韓両国の国民を守るものだ」と述べ、アメリカとの協議を進めていく方針に変わりないことを強調しました。
今回の武特別代表の韓国訪問で中韓両国は、北朝鮮による核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて国連安全保障理事会に提出された制裁決議案が採択されれば着実に履行することなどで一致したものの、「THAAD」を巡る対立は解けないままに終わりそうです。
一方の韓国側は、国防省の報道官が29日の記者会見で、「北朝鮮の増大する核とミサイルの脅威から米韓両国の国民を守るものだ」と述べ、アメリカとの協議を進めていく方針に変わりないことを強調しました。
今回の武特別代表の韓国訪問で中韓両国は、北朝鮮による核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて国連安全保障理事会に提出された制裁決議案が採択されれば着実に履行することなどで一致したものの、「THAAD」を巡る対立は解けないままに終わりそうです。