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高浜原発4号機 原因と対策を報告まで再起動せず3月1日 5時46分
再稼働したばかりの福井県にある高浜原子力発電所4号機で29日、原子炉が自動停止したトラブルで、送電設備への異常な電流を検知するための機器が作動していたことが分かり、関西電力はこの機器を中心に原因を調べることにしています。原因と対策を国に報告するまで原子炉を再び起動するなどの作業を行わないとしています。
29日午後、高浜原発4号機の中央制御室で運転員が発電機と送電設備をつないで送電を開始する操作をしたところ、原子炉建屋の隣のタービン建屋にある発電機や、発電機とつながる変圧器の故障を示す警報が鳴り、原子炉が自動停止しました。
関西電力が発電機や変圧器の外観を調べたところ、故障は見当たりませんでしたが、変圧器から送電線への異常な電流を検知する機器が作動し、その信号を受けてタービンや原子炉が自動停止していたことが分かりました。このため関西電力はこの機器が何らかの理由で発生した異常な電流を捉えたか、誤作動した可能性があるとして、この機器を中心にトラブルの原因を調べることにしています。
高浜原発4号機は4日前の先月26日に再稼働したばかりで、関西電力は先月29日に発電と送電を開始して、3日には原子炉の出力が100%のフル稼働とし、下旬に営業運転に入る計画を示していました。
関西電力は、法令に基づいて原因と対策を原子力規制委員会に報告するまで原子炉を再び起動するなどの作業を行わないとしていますが、いつ作業を再開できるか分からないとしています。
関西電力が発電機や変圧器の外観を調べたところ、故障は見当たりませんでしたが、変圧器から送電線への異常な電流を検知する機器が作動し、その信号を受けてタービンや原子炉が自動停止していたことが分かりました。このため関西電力はこの機器が何らかの理由で発生した異常な電流を捉えたか、誤作動した可能性があるとして、この機器を中心にトラブルの原因を調べることにしています。
高浜原発4号機は4日前の先月26日に再稼働したばかりで、関西電力は先月29日に発電と送電を開始して、3日には原子炉の出力が100%のフル稼働とし、下旬に営業運転に入る計画を示していました。
関西電力は、法令に基づいて原因と対策を原子力規制委員会に報告するまで原子炉を再び起動するなどの作業を行わないとしていますが、いつ作業を再開できるか分からないとしています。