トップページ政治ニュース一覧新年度予算案きょう衆議院通過 年度内成立確実に
ニュース詳細

新年度予算案きょう衆議院通過 年度内成立確実に
3月1日 4時27分

「一億総活躍社会」の実現に向けて、子育て支援や介護サービスの拡充などを盛り込んだ新年度予算案は、1日、衆議院本会議で可決されて、参議院に送られる運びで、憲法に規定された衆議院の優越により、年度内に成立することが確実になります。
新年度・平成28年度予算案は、一般会計の総額で過去最大の96兆7218億円となっていて、「一億総活躍社会」の実現に向けて、幼稚園や保育所の保育料の軽減策や、特別養護老人ホームを増やすための整備費用などが盛り込まれています。
予算案は、1日、衆議院予算委員会で安倍総理大臣とすべての閣僚が出席して締めくくりの質疑を行ったあと採決が行われ、自民・公明両党の賛成多数で可決される見通しです。一方、民主党と維新の党は、予算案は格差是正を進めるための取り組みが不十分だなどとして、組み替え動議を提出することにしているほか、共産党や、おおさか維新の会も、すでに動議を提出していますが、いずれも否決される見通しです。そして、予算案は、夕方開かれる衆議院本会議で採決が行われ、与党などの賛成多数で可決され、参議院に送られる運びです。
このため、憲法に規定された衆議院の優越により、予算案は、参議院で採決されない場合でも、今月30日には自然成立するため、年度内に成立することが確実になります。
また、衆議院本会議では、消費税の軽減税率制度などを盛り込んだ税制改正の関連法案と、新年度から5年間にわたって「赤字国債」を発行できるようにする特例法案の採決も行われ、いずれも賛成多数で可決され、参議院に送られる見通しです。

関連ニュース

このページの先頭へ