妹と姉とクラスのアイドルと先輩、そして、ぷりるん。全方位全開ラブコメ。
ぼくの父はテレビでゴッドハンドと称されている脳神経外科医で、非常に多忙だ。
母は外務事務官で、現在はニュージーランドにいる。
姉はコロンビア大学を卒業してから放浪の旅に出た。
家を新築する話も何度か持ちあがったのだが、何しろ両親は仕事以外の面ではものぐさなので、ぼくが七歳のときに越してきたマンションから転居する予定は今のところない。
朝起きてパジャマのままリビングへ行くと、いつものように制服の上にエプロンをつけた妹が朝食を作っていた――。
妹。
クラスのアイドル。
謎めいた先輩。
姉。
そして、ぷりるん。
ラブリーでコミカルな、個人的で、全方位で、全開の青春小説。「第九シリーズ」、またの名を「九高シリーズ」の原点。
いらなくなったら、捨てて欲しい。でも、握りしめて、いつまでも放さずにいることだって、ぼくらにはできる。出会いも、別れも、愛することも、傷つけることも、痛みに涙することも、すべてはそこにあって、いつかぼくらが消えても、なくなりはしないから。
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