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福島第一原発 廃炉作業での廃棄物 試験焼却開始2月25日 14時11分
東京電力福島第一原子力発電所で、この5年近くの廃炉作業で出た廃棄物を焼却処分するための施設で、不具合のために延期されていた、汚染された防護服などを実際に燃やす試験運転が、25日朝から始まりました。
福島第一原発では、使い捨ての防護服などの廃棄物の処分を進めるため、新たに焼却施設が建設され、今月10日に実際に廃棄物を燃やす試験運転が予定されていましたが、水漏れが見つかったため延期されていました。
このため東京電力で修理や点検に当たった結果、2系統ある焼却炉のうち不具合が改善した片方で、25日午前8時半ごろから防護服などを燃やす作業が始まりました。
福島第一原発では、事故から5年近くの間に出た防護服などの衣類やシート、それに木材といった廃棄物は、去年12月末の時点で6万6000立方メートルと、25メートルプールにして100杯分を超えています。
25日の試験運転では4トンを処分するほか、もう一方の焼却炉でも今月28日から処分が始まる予定で、1日最大でおよそ14トンの廃棄物が処分できるとしています。
廃棄物を灰にすることで体積が10分の1になる一方、放射性物質の濃度が上がるため、排気筒には放射性物質を取り除くフィルターが付けられているほか、灰は密閉したドラム缶に詰め、放射線を遮る建物で保管することにしています。
このため東京電力で修理や点検に当たった結果、2系統ある焼却炉のうち不具合が改善した片方で、25日午前8時半ごろから防護服などを燃やす作業が始まりました。
福島第一原発では、事故から5年近くの間に出た防護服などの衣類やシート、それに木材といった廃棄物は、去年12月末の時点で6万6000立方メートルと、25メートルプールにして100杯分を超えています。
25日の試験運転では4トンを処分するほか、もう一方の焼却炉でも今月28日から処分が始まる予定で、1日最大でおよそ14トンの廃棄物が処分できるとしています。
廃棄物を灰にすることで体積が10分の1になる一方、放射性物質の濃度が上がるため、排気筒には放射性物質を取り除くフィルターが付けられているほか、灰は密閉したドラム缶に詰め、放射線を遮る建物で保管することにしています。