私はパソコンで映画を見る習慣がない。
というのは、パソコンというのは飽くまで作業として何かをするときに適当なツールであって、なかなか長時間モニタを見続けるというのは身体的にも辛いからだ。
映画を見るときは、ソファに腰深く座って、液晶テレビの大画面で、コーヒーでも飲みながらリラックスして観たい。
だから、昔からAmazonプライム会員でありながらも、ビデオ見放題というのはピンとこなかったし、Amazonビデオで視聴したこともなかった。
■設定は5分で完了
Amazonのホームページに行くと、しきりに『Fire TV Stick』という商品のリンクが表示され、オススメされる。これは、自宅のパソコンで、Amazonビデオを視聴できるというものだ。要するに、プライム会員であれば、対象の映画やコンテンツが見放題。価格も4,980円だし、試しに買ってみるか、と軽い気持ちで購入した。翌日の午前中にはしっかり届いた。
接続は簡単。TVのHDMI端子にStickを挿すだけ。設定も案内に従って、5分で完了した。
そして、いざAmazonビデオの世界を大型TVで体験してみる。そこは、想像以上に快適な世界が広がっていた。
■観たい時にすぐ観ることが出来る
操作しているだけで、なんだか近未来的な時代にいるような感覚を受ける。ここに表示されている映画が、すべてこのリモコンのクリックひとつで視聴できるのか…凄い時代になったものだ。あの瞬間の感動の価値は、正直4,980円なら確実に安い。
ラインナップは以下のとおり。
- Fire TV Stick(ノーマル) 4,980円
- Fire TV Stick(音声認識リモコン付き) 6,480円
- Amazon Fire TV(高機能版) 12,980円
個人的にはノーマルで十分かな、と思う。
私は今まで、映画が観たいときは、TSUTAYAへ行って借りていた。レンタルDVDの価格というのは、旧作であれば非常に安い。タダみたいなものだ。しかしながら、店舗に行って、自宅まで戻り、また返却しに行くというのは、けっこうだるい。宅配サービスもあるが、タイムラグがもどかしい。
アマゾンのファイアTVスティックがあれば、観たい時に自宅のTVの前のソファに座れば、すぐに観ることが出来る。これは、生活のクオリティが少し向上したような気持ちになる(実際に向上したかどうかはわからないけど)。
コンテンツのラインナップがすべての人の求めるレベルにあるかどうかは疑問だが、少なくとも私は「これ全部無料なの?」というくらいには揃っていた。満足している。
手始めに観たのは『スラムドッグ$ミリオネア』。数年前にアカデミー賞を総なめにしたインド映画だ。観よう観ようと思っていたが、非常に面白かった。インド映画の進化を感じるとともに、その歴史の変遷を感じることもでき、エンディングでインド映画らしいダンスで締めるところも良かった。
そして、次に観たのは、日本のドラマ『孤独のグルメ』。松重豊さん主演がいい味を出している。『孤独のグルメ』を選んだ理由は、私がこのブログで「「仕事帰りの回転寿司は至福の時間」 一人回転寿司のススメ」という記事を書いた時に、コメントで「孤独のグルメ風」と書かれていたので、気になっていたからだ。松重さんの演技に味があって面白い。1話辺り20分程度という尺も、気軽に観るのにちょうど良い。仕事が終わって帰宅した後、リラックスして1話ずつ観るのが楽しみになっている。
■Youtubeもニコニコ動画もNetFlixも大画面で観られる
これは想定外の機能だったが、なんとYoutubeやニコニコ動画も大画面で観ることが出来る。ろくに調べもせずに軽い気持ちで買ったため、すごくお得な気分だった。
正直、TVでYoutubeが観られるとなると、パソコンの前にいる時間が圧倒的に少なくなりそうである。実際に、Youtubeのプロ野球ファインプレー集をTVに映して観たが、迫力が違った。画質もモニタで観るより良いような気がする。ちなみに、スマホのアプリと連動させてTVの操作ができるので、非常に便利。Youtubeの他に、ニコニコ動画、NetFlix、有料だがHulu、MLB.TVなども観ることが出来る。
■プライム会員なら是非大画面でAmazonビデオを
というわけで、Amazonプライム会員であり、自宅に無線LAN環境があるのなら、絶対に試してみる価値はあると思う。4,980円でこの生活の変わりっぷりはちょっとしたパラダイムシフトだった。
特に、お子さんのいる家庭では、素晴らしく重宝すると思う。子供向けのアニメは非常に充実しているようだ。今の子供は、コンテンツが溢れていて羨ましい。
そういうわけで『Fire TV Stick』オススメです。
Amazonプライム会員の登録はこちらから。